サンドラ・ブロック、なぜハリウッドから姿を消していた? 最愛のパートナーの闘病と死、“空白の日々”を語る

サンドラ・ブロック FILMS/TV SERIES
サンドラ・ブロック photo: Everett Collection / Shutterstock.com
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『スピード』『しあわせの隠れ場所』『ゼロ・グラビティ』などで知られる女優サンドラ・ブロックが、2023年に亡くなった長年のパートナー、ブライアン・ランドールとの最後の日々について詳しく語った。

ランドールは2023年8月、筋萎縮性側索硬化症(ALS)との約3年間にわたる闘病の末、57歳で死去。しかし病気については生前ほとんど公表されず、サンドラも沈黙を守り続けていた。

なぜ何も語らなかったのか――。その裏には、ランドール本人との約束があった。

 

「話すことを許されなかった」ALS闘病を秘密に

ジェイソン・ベイトマン、ウィル・アーネット、ショーン・ヘイズがホストを務めるポッドキャスト「SmartLess」に出演したサンドラは、ランドールからALSの診断について他人に話さないよう求められていたことを明かした。

サンドラは彼の意思を尊重したが、その秘密を守ることは自身を孤立させることにもなったという。

しかもランドールが診断されたのは、新型コロナウイルスのパンデミックが始まった時期だった。世界中が人との接触を制限する中、サンドラは病気について周囲に相談することもできず、子どもたちを育てながらランドールの闘病を支えた。

当初、事情を知っていたのはサンドラの妹ゲジーネなど、ごく限られた人物だけだった。その後、親しい友人であるジェニファー・アニストンらにも打ち明け、支えを得るようになったという。

 

「彼の体が亡くなる前から」始まっていた悲しみ

サンドラとランドールが出会ったのは2015年。息子ルイスの誕生日パーティーで、ランドールがカメラマンを務めたことがきっかけだった。

その後交際へ発展し、サンドラは2021年のインタビューでランドールを「人生最愛の人」と表現。サンドラが養子として迎えたルイスとライラ、そしてランドールの娘を含め、家族として生活していた。

しかし8年間に及んだ2人の関係のうち、約半分はALSとの闘いでもあった。

サンドラは今回、ランドールが実際に亡くなる何年も前から、すでに悲しみのプロセスが始まっていたと振り返っている。ランドールについて「身体が亡くなるよりずっと前に、自分の大切な人はいなくなってしまった」と感じていたことも明かした。

ALSは運動神経が徐々に障害され、身体を動かすことや話すこと、呼吸することなどが困難になっていく進行性の病気だ。愛する人が少しずつ以前とは変わっていく姿をそばで見守り続ける時間は、サンドラにとって大きな精神的負担となった。

 

ハリウッドから離れ、子どもたちとの時間を優先

サンドラは2022年公開の『ザ・ロストシティ』などへの出演後、映画の第一線から長期間離れていた。

当時から本人は仕事を休み、家族と過ごしたいという意向を明かしていた。その後ランドールが亡くなり、さらに表舞台から距離を置くことになる。

ランドールの死後、サンドラは子どもたちとともに時間をかけて悲しみと向き合った。今回の「SmartLess」では、ランドールの闘病を支え、子育てを続ける中で、自分自身のケアを後回しにしていたことも告白している。

しかし現在は状況が変わった。サンドラは「いまは自分自身を大切にしている」と話し、困難な年月を経た現在について、とても幸せだと語っている。

 

そして4年ぶりスクリーン復帰へ

そんなサンドラが、ついに女優として本格的に帰ってくる。

復帰作となるのは、1998年の人気映画『プラクティカル・マジック』の続編『Practical Magic 2(原題)』。前作で姉妹を演じたニコール・キッドマンと再共演し、サンドラは主演だけでなくプロデューサーも務める。

新作ではサンドラとニコールに加え、ストッカード・チャニング、ダイアン・ウィーストも前作から続投。ジョーイ・キング、メイジー・ウィリアムズ、ショロ・マリデュエニャ、リー・ペイスらも新たにキャストに加わる。

【動画】サンドラ・ブロック&ニコール・キッドマンが帰ってきた!『Practical Magic 2』最新予告

最愛のパートナーの病を秘密にしながら支え続け、その死後は子どもたちと静かに悲しみに向き合ってきたサンドラ。今回、その経験を言葉にした背景には、彼女自身がようやく次の一歩を踏み出せるようになったこともありそうだ。

長い空白を経てスクリーンへ戻ってくるサンドラ・ブロック。その復帰は、単なる新作映画への出演以上に大きな意味を持つものになりそうだ。

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