映画『シャイニング』『カッコーの巣の上で』などで知られる名優ジャック・ニコルソン(89)。2010年を最後に映画出演が途絶え、近年は公の場にもほとんど姿を見せていないが、その近況を長年の友人であるマイケル・ダグラス(82)が明かした。
ダグラスは10月26日、英ウェールズのスウォンジーで開催された回顧録『One Helluva Ride』の出版記念イベントに登場。ニコルソンについて尋ねられると、「もう仕事はしていない。元気にしているよ。表舞台からは姿を消してしまったけどね」と語った。
「今でも会っている」自宅での意外な暮らしぶり
ダグラスによれば、ニコルソンは現在も元気に暮らしており、2人の交流も続いているという。
「今でも彼に会っているよ。元気にしている。家の周りをスリッパ姿で歩き回っているんだ」
ハリウッドの第一線で長年活躍してきたニコルソンだが、今は自宅で静かな時間を過ごしているようだ。
ダグラスはそんな友人の暮らしについて、「そういう時期が来るものだよ。彼にはそうする資格がある。僕も理解できるんだ」と語り、表舞台から離れた生活に理解を示した。
最後の映画出演から16年、2025年には珍しく公の場に登場
ニコルソンは正式に俳優引退を発表したことはない。しかし、リース・ウィザースプーンらと共演した2010年の映画『幸せの始まりは』を最後に、新たな映画出演はない。
近年は公の場に姿を見せる機会も限られているが、2025年2月には米人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』の50周年記念特番にサプライズ登場。客席から、映画『アンガー・マネジメント』で共演したアダム・サンドラーを紹介し、会場を沸かせた。
動画:ジャック・ニコルソンが紹介したアダム・サンドラーの『SNL』50周年記念パフォーマンス
また、2026年4月の89歳の誕生日には、娘ロレインがInstagramで父親の珍しい写真を公開。写真には歌手ジョニ・ミッチェルと一緒に過ごすニコルソンの姿が写っていた。ただし、写真の撮影時期は明らかにされていない。
『カッコーの巣の上で』で結ばれた2人の縁
ダグラスとニコルソンの関係は、半世紀以上前にさかのぼる。
1975年公開の映画『カッコーの巣の上で』で、ダグラスはプロデューサーを務め、ニコルソンを主演に起用した。
実は、この映画の原作小説の権利を持っていたのは、ダグラスの父で俳優のカーク・ダグラスだった。カーク自身も主演を希望していたが、マイケルは映画化にあたって、より若い俳優が必要だと判断。ニコルソンが主演を務めることになった。
結果的に同作はアカデミー賞で作品賞を含む主要5部門を制覇。ニコルソンは初の主演男優賞を受賞し、ダグラスもプロデューサーとして作品賞に輝いた。
その後も友情は続き、2009年にはダグラスがAFI生涯功労賞を受賞した際、ニコルソンがプレゼンターを務めている。
ただ、意外なことに、2人は一度も俳優として共演したことがない。
今回のイベントで、ダグラスはこう語っていた。
「ジャックとは、一度一緒に演じてみたかったな」




