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ポール・マッカートニーが告白! 「ビートルズの解散については、世間に大きな誤解がある」 さらにジョン・レノンとの確執のウワサについても語る

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ポール・マッカートニー

歌手のポール・マッカートニーが、ザ・ビートルズの解散秘話と、世間の大きな誤解について口を開いた。

今週金曜に発売される「GQ」イギリス版の2020年9月号に登場した、ポール・マッカートニー。そのインタビューの中で彼は、「ビートルズが解散した時、みんな誤解していたんじゃないかって思っているんだ。ぼくたちの仲が悪かったからだってね。今になって気づいたことは、ぼくたちはまるで家族のような存在だったから、居心地いい仲間だったから、まるで家族のようなケンカもする。家庭内での言い争いは、よくあることだろ?『アレをやりたい』っていうやつもいれば、『コレをやりたい』って言うやつもいる、ということさ」と語った。

さらに、1970年にポールがビートルズからの脱退を発表した際、彼らに対して裁判を起こした理由についても明かしている。

ポールは、「ビートルズとアップルを救うためには、そうするしかなかったんだ。『Anthology』やビートルズの全ての素晴らしい楽曲をリマスター版としてリリースする手段として、裁判する道を選んだんだ。もしそうしなければ、これらの楽曲は全てマネージャーのアラン・クレインのものになっていたかもしれないからね。」と語ると、「そうさせないために、裁判を起こした。ぼくは『アラン・クレインを訴えよう』とも言っただけど、彼は当事者ではないから無理だって言われたんだ。『それなら、ビートルズを訴えるしかない』って」と明かした。

またポールは、確執があると言われたジョン・レノンとの関係についても語っている。

「昔ある記事を読んだんだ。ジョン・レノンのパートナーであるオノ・ヨーコのね。彼女はこう言っていた。『ポールは何もしないの。彼がやってくれたとと言えば、スタジオの予約くらいかしら』って。それを読んで思わず、『はぁ?』って言っちゃったよ。そのあとジョンがあの曲『How Do You Sleep?』を仕上げたんだけど、彼はぼくに対して、『君がやったのは”Yesterday”くらいだよね。』って言ったんだ。そんなはずはないんだけどね」と語ったポールは、「それから、いろんな角度からいろんな意見を聞いたよ。どうやらジョンが『How Do You Sleep?』の詞を書いていたとき、アランにもアドバイスを求めたみたいなんだ。2人で『じゃあ、ポールのことを歌詞にしよう。彼を陥れよう』って雰囲気になったんだろうね。そうしてあの曲が出来上がった。もちろん、傷ついたよ」と付け加えた。

なおポールは先月、かつての仲間であるリンゴ・スターに向けて、心温まるバースデー・ソングを贈っている。

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