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『スター・ウォーズ』や『インディ・ジョーンズ』で大スターとなったハリソン・フォード、しかしスターになるまではとても険しい道のりだった

ハリソン・フォード FILMS/TV SERIES
ハリソン・フォード

ハリウッドで最も魅力的であり、今もなお引っ張りだこの俳優ハリソン・フォード(78)。ジョージ・ルーカスのみならず、フランシス・コッポラ、スティーヴン・スピルバーグなどの大物映画監督とタッグを組み、多くの映画で幅広いキャラクターを演じ続けてきた。特に『スター・ウォーズ』シリーズでのハン・ソロ役は彼の代表作となり、一躍スターへと押し上げた作品だ。しかしその半生は決して平坦なものではなかった。

ハリソン・フォードは自身のことを「遅咲き」だと明かす。大学で「恥ずかしがり屋」を克服すべく演劇クラスを受講したが、その魅力にすっかりハマってしまったのだという。しかし、実際にはエキストラとしての仕事ばかりで、ハリウッドでの未来を想像できなくなってしまった。オファーにも恵まれなかった彼は、家族を養うため、独学で大工の仕事をするようになる。

当時についてハリソンは、「大工仕事で家族を養うために、オファーを選ぶようになったんだ。いつか必ずいい役が来ると信じて待つ余裕ができた。でも決して、俳優になることを諦めたわけじゃない。イライラすることはあったけど、それが挫折につながるようなことはなかったよ」と語っている。

その後もほそぼそとした役を続けてきたハリソンだったが、1960年代のある日、ハリウッドでキャスティング・ディレクターをつとめていたフレッド・ルースの目に留まる。

1973年にはジョージ・ルーカスのコメディドラマ「American Graffiti」への出演を勝ち取った。またフランシス・コッポラ監督作品にもいくつか参加したが、大ブレイクにつながることはなかったのだった。

そして1976年、ジョージ・ルーカス監督のもと『スター・ウォーズ』の制作が決定した際、ハリソンをハン・ソロ役に推薦したのがフレッド・ルースだった。ルースの計画は見事成功。ハリソンはその後42年間にわたってハン・ソロ役を演じることとなったのだった。

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