人気ドラマ『バフィー ~恋する十字架~(Buffy the Vampire Slayer)』でバフィーとエンジェルを演じたサラ・ミシェル・ゲラーとデヴィッド・ボレアナズが、第78回エミー賞のステージで再会した。
来年、放送開始から30周年を迎える『バフィー』。長年ファンから愛されてきた2人が再び並ぶといううれしい瞬間となった一方、ステージでは近年相次いで亡くなった共演者たちにも思いを寄せた。
バフィー&エンジェルがエミー賞で再会
現地時間9月14日に米ロサンゼルスのピーコック・シアターで開催された第78回エミー賞。
バフィー・サマーズ役のサラ・ミシェル・ゲラーと、吸血鬼エンジェル役のデヴィッド・ボレアナズはそろってステージに登場し、リミテッド/アンソロジーシリーズ/テレビ映画部門の主演男優賞のプレゼンターを務めた。
かつてテレビ史に残る恋愛模様を演じた2人が並ぶと、会場は一気に懐かしい『バフィー』の世界へ。
Sarah Michelle Gellar reunites with her “Buffy the Vampire Slayer” co-star David Boreanaz at the #Emmys as they pay tribute to the late Michelle Trachtenberg and Nicholas Brendon.
(via NBC/EMMYS) https://t.co/e055LPTlxV
— Variety (@Variety) September 15, 2026
「この2年間はつらい時間だった」亡き仲間たちへ
再会を喜ぶ一方、ゲラーはステージで『バフィー』ファミリーが経験した相次ぐ別れにも触れた。
「この2年間は、私たちの愛するキャストとスタッフにとってつらい時間でした」と語り、素晴らしい人々と知り合い、一緒に仕事ができたことを幸運に思うと振り返った。
『バフィー』では近年、バフィーの妹ドーンを演じたミシェル・トラクテンバーグ、親友ザンダー役のニコラス・ブレンドン、そしてバフィーを導くルパート・ジャイルズ役のアンソニー・ヘッドが相次いで亡くなっている。
長年にわたり作品を支えた仲間たちへの追悼を込めた、静かで印象的な時間となった。
バフィーとエンジェルの恋愛を約30年後に自虐
その後、2人は一転して『バフィー』らしいユーモアを披露した。
ボレアナズが、女子高校生だったバフィーが何百年も生きている吸血鬼と恋に落ちた設定を振り返ると、ゲラーはエンジェルが241歳だったことを指摘。
ボレアナズが「年の差恋愛ということ?」と尋ねると、ゲラーは「むしろ1787年版の年の差恋愛ね」とジョークを飛ばした。
そしてボレアナズが、「バフィーとエンジェルは最後には一緒になると思っていた」と語ると、ゲラーは、「まあ、それを知ることはできないみたいね」と返答。会場から大きな笑いが起きた。
復活版『Buffy: New Sunnydale』中止をジョークに?
この言葉は、今年中止となった『バフィー』復活企画を指したものと受け止められている。
ゲラーは、映画『ノマドランド』でアカデミー賞を受賞したクロエ・ジャオ監督らとともに、新シリーズ『Buffy: New Sunnydale』を企画。ゲラー自身もバフィー役で復帰し、新たなスレイヤーにはライアン・キーラ・アームストロングが起用される予定だった。
しかしパイロット版制作後、Huluは今年3月にシリーズ化を見送った。
長年「バフィーとエンジェルは最後にどうなるのか」と議論を続けてきたファンにとって、ゲラーの「知ることはできないみたい」というひと言は、復活企画の中止を自ら笑いに変えたようにも聞こえる場面だった。
サラ・ミシェル・ゲラー「We are so back.」
ステージに上がる前には、2人そろってエミー賞のブルーカーペットにも登場。
ゲラーはその後、自身のInstagramにボレアナズとのセルフィーを投稿し、シンプルに、「We are so back.(私たち、完全に戻ってきた)」とコメントした。
1997年から2003年まで7シーズンにわたって放送された『バフィー ~恋する十字架~』。ボレアナズ演じるエンジェルはその後、スピンオフドラマ『エンジェル』の主人公となり、同作も1999年から2004年まで5シーズン放送された。
多くの仲間との別れや、実現しなかった復活企画を経ても、約30年後に再び肩を並べたバフィーとエンジェル。往年のファンにとって、特別なエミー賞の一幕となった。





