世界を救ったアイアンマンが、今度はアベンジャーズ史上最大の脅威として立ちはだかる――。
12月18日(金)に日米同時公開されるマーベル・スタジオ最新作『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』の新たな予告映像とポスターが、米カリフォルニア州アナハイムで開催された「D23:アルティメット・ディズニーファン・イベント 2026」で解禁された。
今回の映像で大きく踏み込んだのが、ロバート・ダウニー・Jr.演じる新たなヴィラン、ドクター・ドゥームだ。

ロバート・ダウニー・Jr.演じるドクター・ドゥーム。愛するものを奪われた悲劇的な過去が、新たな映像で明らかになった ©2026 MARVEL
「かつて誰よりも賢く、優しく、思いやりがあった」という意外な過去、そして愛するものをすべて奪われたという悲劇――。
彼はなぜ“滅亡の日(ドゥームズデイ)”をもたらそうとしているのか。これまで謎に包まれていたドゥームの人物像が、少しずつ見え始めた。
【動画】ドクター・ドゥームの過去が明らかに! 『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』最新映像
「ヴィクターは誰よりも賢い男だった」ドゥームの過去が明らかに
新予告は、緑色の光に包まれた玉座の間にドクター・ドゥームが佇む場面から始まる。ファンタスティック4のスー・ストーム/インビジブル・ウーマンは、ソーやスティーブ・ロジャースらにドゥームについて語り、ヴィクターはかつて誰よりも賢く、優しく思いやりのある人物だったと振り返る。
しかし、そんな彼は「愛するもの」をすべて奪われ、失意の底にいたという。何が起きたのかはまだ明らかになっていないものの、この悲劇的な過去が、現在のドクター・ドゥームへとつながる重要な鍵となりそうだ。
さらに、リード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティックがヴィクターに「お前の仕業か?」と迫る場面では、ドゥームが人々の人生は犠牲の上に築かれてきたと指摘し、「今こそ償うときだ」と宣告する。単純に世界征服を企む悪役というより、ドゥーム自身の中には一連の行動を正当化する何らかの理由があることをうかがわせる内容となっている。
強すぎる…ソーの攻撃を「指2本」で止める
もちろん、恐ろしいのは思想だけではない。新映像では、ソーがストームブレイカーを振るってドゥームへ攻撃を仕掛けるものの、ドゥームはなんと指2本でこれを受け止め、そのままソーをあっけなく吹き飛ばしてしまう。
サノスとも戦ったソーをここまで簡単に退けるとなれば、その戦闘力が並外れていることは間違いない。映像の最後には、無数の人型兵器を従え、荒れ果てた大地に君臨するドクター・ドゥームの姿も登場。アベンジャーズがこれまで戦ってきた敵とはまた違う、圧倒的な存在として描かれている。
そして聞こえてくる「アイアンマン」を思わせる言葉
さらにマーベルファンなら思わず反応してしまいそうなのが、新予告の最後だ。ドゥームは「地獄さえ私に従う。私が…ドゥームだ」と言い放つ。
ロバート・ダウニー・Jr.といえば、MCUの原点ともいえるトニー・スターク/アイアンマンを長年演じてきた俳優だ。今回のセリフは『アベンジャーズ/エンドゲーム』でトニーが放った有名な言葉を彷彿とさせるものとなっており、かつて世界を救ったアイアンマンと同じ顔を持つドゥームが口にすることで、より不穏な印象を与えている。
ただし現時点では、ドクター・ドゥームとトニー・スタークに何らかの関係があるのか、そもそも劇中で両者が結びつけられるのかは明らかにされていない。なぜロバート・ダウニー・Jr.がドクター・ドゥームを演じるのかは、依然として本作最大の謎のひとつだ。
クリス・エヴァンス&ヘイリー・アトウェルもD23に登場
D23のステージには、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギをはじめ、ロバート・ダウニー・Jr.、スティーブ・ロジャース役のクリス・エヴァンス、ペギー・カーター役のヘイリー・アトウェルが登壇した。

D23のステージに登壇した(左から)ヘイリー・アトウェル、クリス・エヴァンス、ロバート・ダウニー・Jr.、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギ ©2026 MARVEL
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のラストでは、すべての戦いを終えたスティーブが過去へ戻り、ペギーと人生を共にするという「幸せな結末」が描かれた。しかし、その2人が『ドゥームズデイ』で再び物語に戻ってくることになる。
D23では、ヘイリーが会場のファンは「幸せな結末」が好きだと語ると、クリスはスティーブ・ロジャースが『エンドゲーム』の最後でまさにそれを手にするところだったと振り返り、「もっと用心すべきでしたね」と意味深にコメント。ようやく手に入れたスティーブとペギーの幸せな人生に何が起きるのか、2人が本作にどのような形で関わるのかも注目される。
特別映像「『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』で スティーブ・ロジャースは帰ってくる」
デッドプール&ウルヴァリンまで「出して!」と乱入
さらにD23では、ヒュー・ジャックマンとライアン・レイノルズもビデオメッセージで登場。ウルヴァリンとデッドプールを演じる2人は、まだキャストを増やす必要があるのではないかとジョークを飛ばし、自分たちも『ドゥームズデイ』に参加したいとアピールして会場を沸かせた。
もちろん、今回のやり取りだけで2人の出演が正式決定したわけではない。しかし『デッドプール&ウルヴァリン』によってX-MENの世界とMCUとの距離が一気に縮まっただけに、この2人が本当に姿を見せても、もはや驚けない状況になっている。
ドゥームは「自分こそヒーローだ」と信じている
ドクター・ドゥームという人物を理解するうえで興味深いのが、制作陣のコメントだ。監督のジョー・ルッソによれば、本作のトーンはドゥームというキャラクターによって決まっており、彼は悲劇を背負いながら、その内側に強い意志や怒りを抱えた人物として描かれるという。
さらにマーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギは、ドゥームの魅力は象徴的なマスクやビジュアルだけではないと説明。欠点や傲慢さ、天才的な頭脳、人間味を併せ持つ複雑な人物であり、何より「自分こそがヒーローだ」と心から信じていることが、ドゥームを特別なキャラクターにしているという。世界を破壊する悪人ではなく、自らの行動を「正しい」と信じている人物だとすれば、その歪んだ正義も本作の大きな見どころとなりそうだ。
アイアンマンだった男が、アベンジャーズ最大の敵に
2008年の『アイアンマン』から始まったMCU。その中心にいたのが、ロバート・ダウニー・Jr.演じるトニー・スタークだった。『アベンジャーズ/エンドゲーム』では自らを犠牲にして世界を救った彼が、今度はアベンジャーズに「滅亡の日=ドゥームズデイ」をもたらすドクター・ドゥームとして帰ってくる。
今回の映像を見る限り、ドゥームは単に圧倒的な力を持つ悪役ではなく、愛するものを失った過去や、自らが正しいと信じる独自の正義を持つ複雑な人物として描かれるようだ。ヴィクターはなぜドゥームとなったのか、そしてなぜロバート・ダウニー・Jr.がこの役を演じるのか。スティーブ・ロジャースやファンタスティック4をはじめとするヒーローたちとの対決も含め、多くの謎が残されている。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』から7年。MCU最大級のオールスター映画として期待を集める『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』が、いよいよ動き出す。
公開情報
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』
12月18日(金)日米同時劇場公開
ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2026 MARVEL

tvgrooveをフォロー!


