トム・ホランドが伝説的ダンサー&俳優フレッド・アステアを演じる新作伝記映画が、いよいよ本格的に動き出した。
新たにサブリナ・カーペンターとマーガレット・クアリーの出演が決定。サブリナはアステアの最も有名なダンスパートナーであるジンジャー・ロジャース、マーガレットはアステアの姉で、彼の最初のダンスパートナーだったアデール・アステアを演じる。
サブリナ・カーペンターが伝説のジンジャー・ロジャース役
今回、特に注目を集めそうなのがサブリナ・カーペンターの参加だ。
サブリナが演じるジンジャー・ロジャースは、1930年代を中心にフレッド・アステアと数々のミュージカル映画で共演した伝説的スター。2人は『トップ・ハット』『スウィング・タイム』などで華麗なダンスを披露し、映画史を代表するコンビとなった。
一方、マーガレット・クアリーが演じるアデール・アステアも、本作では重要な存在となる。
フレッドとアデールは、フレッドがハリウッドスターになる以前、兄妹のダンスコンビとしてブロードウェイやロンドンのウエストエンドで活躍していた。本作はフレッドだけでなく、彼とアデールの関係やキャリアにも焦点を当てる。
監督を務めるのは、『パディントン』『パディントン2』『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』などで知られるポール・キング。現在の脚本はキングとスティーヴン・レヴェンソンが手がけ、キャスリーン・ライリーによる伝記『The Astaires: Fred & Adele』をもとに制作される。
さらに今回のキャスティングには、ちょっと面白いつながりもある。
サブリナとマーガレットは、2026年4月に公開されたサブリナの「House Tour」ミュージックビデオですでに共演。しかも、2人で共同監督も務めている。映像には『アウターバンクス』のマデリン・クラインも出演している。
【動画】サブリナ・カーペンター&マーガレット・クアリー、すでにMVで共演
トム・ホランド「代役なし」でダンスに挑戦へ
そして、フレッドを演じるトム・ホランド自身も、この役にかなり力を入れているようだ。
ホランドは今年7月、すでにダンスのリハーサルを始めていることを明かし、ダンスシーンでは代役を使わず、自分ですべて踊りたいと語っている。
さらに、アステアのスタイルにならい、ダンスを細かく編集するのではなく、可能な限りワンショットで撮影したいという意欲も示した。
ホランドといえば『スパイダーマン』シリーズのアクションで知られるが、もともとはダンス経験の持ち主。子どものころにはロンドンのウエストエンドでミュージカル『ビリー・エリオット』の主人公ビリーを演じていた。
その実力が世界的に知られるきっかけのひとつとなったのが、2017年の番組『Lip Sync Battle』で披露した「Singin’ in the Rain」からリアーナの「Umbrella」へとつなぐパフォーマンス。高いダンス力が大きな話題となった。
トム、サブリナ、マーガレット――注目の3人が集結
キング監督は、フレッドが映画に残したダンスの功績だけでなく、現在ではダンス映像が残っていない姉アデールの物語をスクリーンによみがえらせることにも意欲を示している。
トム・ホランド、サブリナ・カーペンター、マーガレット・クアリーという注目の3人が、20世紀を彩った人物たちをどう演じるのか。長年進められてきたフレッド・アステア伝記映画は、今回のキャスト発表によって一気に具体性を増した。
現時点で、正式タイトルや公開日は発表されていない。







