『スター・ウォーズ』シリーズのカイロ・レン役などで知られる俳優アダム・ドライバー(42)が、HBOの人気ドラマ『GIRLS/ガールズ』の復活版に出演しないことを明らかにした。
同作は今年10月、オリジナルキャストの再集結による復活が発表されたばかり。しかし、アダムは出演者に名を連ねておらず、その動向が注目されていた。背景には、主演でクリエイターのレナ・ダナム(40)が今年4月、アダムの撮影現場での問題行動を回顧録で告発していたという経緯もある。
アダム・ドライバー、復活版への出演をきっぱり否定
11月6日に公開されたCinemaBlendのインタビューで、アダムは『GIRLS/ガールズ』の復活版に出演する可能性について質問された。
「いや、出演しないよ。でも、みんなの成功を祈っている」
アダムはそう簡潔に答え、不参加を明言した。具体的な理由については説明していない。
『GIRLS/ガールズ』は、ニューヨークで暮らす20代の女性4人の恋愛や仕事、人間関係を描いたコメディドラマ。2012年から2017年まで全6シーズンが放送され、アダムはレナ演じる主人公ハンナの恋人アダム・サックラー役で出演した。
今年10月に発表された復活版は全5話のリミテッドシリーズで、2027年に撮影開始予定。レナをはじめ、アリソン・ウィリアムズ、ジェマイマ・カーク、ゾーシャ・マメット、アンドリュー・ラネルズらが、それぞれオリジナル版の役で復帰する。
一方、アダムは当初のキャスト発表に含まれておらず、今回、本人の口から出演しないことが正式に明かされた。
レナ・ダナム、過去には「椅子を壁に投げつけた」と告発
アダムの不参加が注目される理由のひとつが、レナが2026年4月に出版した回顧録『Famesick』で明かした撮影現場での出来事だ。
レナは著書の中で、アダムが自分に対して言葉で攻撃的になったり、威圧的な態度を取ったりすることがあったと主張。セリフを忘れてしまった際には、アダムが激しく怒鳴り、自分のすぐそばの壁に向かって椅子を投げつけたという。
さらに、アダムが撮影用トレーラーの壁を殴って穴を開けたことや、顔に向かって怒鳴ったことなども記している。
レナは当時、主演俳優であると同時に、作品の企画・脚本・監督も担当していた。しかし、4月に公開された英Guardianのインタビューでは、若かった自分にはアダムの振る舞いに対処する力がなかったと振り返っている。
「私はあなたの上司なのだから、そんな話し方をしてはいけない、と言うことさえ思いつかなかった」
また、当時は才能のある男性が他人を精神的に打ちのめすような振る舞いをすることも、天才的な人物ならではの行動だと思い込んでいたという。
一方、レナは回顧録の中で、アダムが自分を気遣い、支えてくれることもあったと記している。2人は撮影中に衝突を繰り返したものの、単純に不仲だっただけではない、複雑な関係だったようだ。
アダムは告発への回答を避ける「自分の本のために取っておく」
レナによる告発が報じられた後、アダムは5月のカンヌ国際映画祭で、出演映画『Paper Tiger』の記者会見に出席。その際、Guardianの記者からレナの主張について質問を受けた。
しかし、アダムは「その件についてはノーコメント。全部、自分の本のために取っておくよ」と冗談を交えて回答し、具体的な説明を避けた。
また、レナは回顧録の中で、『GIRLS/ガールズ』が2017年に終了して以来、アダムとは連絡を取っていないことも明かしている。
今回の復活版への不参加について、アダムはレナとの関係に言及しておらず、過去の告発が出演を見送る理由になったのかどうかは不明だ。
なお、復活版ではオリジナルシリーズから約10年が経過した登場人物たちの姿が描かれる予定。具体的なストーリーや配信開始日は、まだ発表されていない。





