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ジャスティン・ビーバーの敏腕マネージャー スクーター・ブラウン、かつての同僚から詐欺などで訴えられる!? 損害賠償の額はなんと数百億円

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スクーター・ブラウン

人気歌手ジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデのマネージャーをつとめている音楽プロデューサーのスクーター・ブラウンが、プライベート・エクイティ・ファンド(未公開株式に投資するファンド)をめぐって元同僚との法廷闘争に巻き込まれていることがわかった。米ビルボード誌が報じている。

今回訴えを起こしたのはゴールドマン・サックスで20年勤務し、グッゲンハイム・パートナーズの投資銀行部門で副本部長もつとめたピーター・コミサーだ。ピーター・コミサーは2016年、スクーター・ブラウン氏と彼のビジネスマネージャーであるデビッド・ボルノーが立ち上げたプライベート・エクイティ・ファーム(未公開株式に投資する投資管理会社)を拡大する手助けをするために雇用されたという。

コミサーの主張によると、彼は雇用について3年間の予算とスクーターによるあるファンドへの個人的な投資を元に合意し、書面に残してあるという。しかし2018年4月、スクーターは財務的な責任を放棄し、コミサーの給料を含む全ての資金の支払いを停止したそうだ。

今回の裁判書面には、「デビッド・ボルノーは全く反省しておらず、スクーターはコミサーに対し自分が運営しなければならないとは思っていなかったと説明した上、図々しくも『エンターテイメント業界の人間は契約を守らない』と言い放った」とつづられており、もしコミサーがスクーターを追及するようなことがあれば、彼自身に大打撃を与えると脅迫されていたことも明かされた。

コミサー氏は訴状にて、詐欺行為や受託者責任違反、契約違反を主張するとともに、2億ドル(約220億円)の損害賠償を要求している。

これに対しスクーターは、仲裁を要求する独自の申立書を提出した。彼は今回の訴えについて、スクーターの持株会社であるイサカ社の売却計画を頓挫させるための「根拠のない」主張だとし、異議を唱えている。

申立書には、「『明確な仲裁条項』が存在したにもかかわらず、コミサーがスクーターを訴えると脅し、根拠のない主張をすることで契約上の義務を拒否している」とつづられ、今回の訴えは「イサカ社の売却計画を中止させ、スクーターとイサカ社を人質にすることでコミサーの要求に応じさせようとする強引な手口だ。しかしイサカ社の売却はすでに終了しているため、この手口は失敗に終わっている。」と付け加えられていた。

また、コミサーの主張については「事実無根である」とも記載されている。

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