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「ヴィクシー・エンジェル」の時代の終わり! 「ヴィクトリアズ・シークレット」大幅リニューアルへ 店頭には以前とは違う“ある変化”が・・[写真あり]

「ヴィクトリアズ・シークレット」リニューアルされた店舗 NEWS
「ヴィクトリアズ・シークレット」リニューアルされた店舗

今月末、マンハッタン中心部に大手下着ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」のフラッグシップストアが再オープンする。しかしそこには、かつて一世を風靡した広告塔スーパーモデル「エンジェル」たちの面影は残っていないようだ。

このお店は昨年3月以降、新型コロナウイルスの感染拡大により閉店を余儀なくされていた。そしてこの度ついにリニューアルオープンにいたったが、これまで同店の3階部分に設置されていたスーパーモデルたちの写真は取り除かれるという。

「ヴィクトリアズ・シークレット」は現在、アメリカ国内にある多くの店舗の大規模リニューアルを行っている。女性を客観視する企業から、女性を主体とし、応援する企業へとイメージを刷新させるためだ。

これまでの「ヴィクトリアズ・シークレット」といえば、スリムでスタイルの良い女性を「ヴィクシー・エンジェル」として商品PRモデルに採用してきた。しかし2019年、「ヴィクトリアズ・シークレット」は様々な体型の女性を許容していないとの批判を受け、これまで行ってきたファッションショーの中止を発表している。そして昨年以降は、プラスサイズの女性向けの商品の販売を始めたのだ。

さらに同社は、サッカー選手のミーガン・ラピノーやスキー選手のアイリーン・グー、インド人女優のプリヤンカ・チョープラー、そしてプラスサイズモデルのパロマ・エルセッサーといった様々な業界で活躍する女性たちと契約。イメージ刷新に役立てている。

 

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同社のクリエイティブ・ディレクター、ラウル・マルティネスはThe Postの取材に対し、現在世界中に1400店舗あるショップが全て転換期を迎えているとし、「全ての女性にとってより入りやすい店」を目指していると語る。

現在同社が実店舗化を進めているオハイオ州コロンバスにある本社近くのショッピングモール内店舗では、これまでの黒い壁からやわらかいピンク色に、さらに電球の光も明るいものに変更した。さらに店内に設置されたマネキンもさまざまなサイズのものが用意されている。

同社のCEOマーティン・ウォーターズは、「我々はこれまで、『男性が女性に身に着けてほしいと思う下着』という視点を持っていた。しかし今後は、見た目ではなく感覚で、一部の女性ではなく全ての女性のために、無茶な体型ではなく現実的なスタイルに沿ったものに進化させていく」と語っている。

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