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イギリス王室を題材とした大人気ドラマ「ザ・クラウン」をめぐり、ダイアナ元妃の友人が作品から撤退「ダイアナ妃への敬意や思いやりが欠けている」

ダイアナ妃を演じたエマ・コリン(左)、ダイアナ妃(1991年撮影) NEWS
ダイアナ妃を演じたエマ・コリン(左)、ダイアナ妃(1991年撮影)

イギリス王室を題材とした、ネットフリックス(Netflix)の大人気ドラマ「ザ・クラウン」(2016-)をめぐり、故ダイアナ元妃の友人と制作側と対立していたことがわかった。

「ザ・クラウン」は、エリザベス女王の半生を主軸に、政界実力者との確執や王室のロマンスなどを描いた大作ドラマ。シーズン4では、エマ・コリン(25)演じる若き日のダイアナが登場。チャールズ皇太子との出会いから結婚、そして確執と、若くして英国王室に嫁いだダイアナ妃の姿が描かれている。

【動画】「ザ・クラウン」シーズン4 予告編

2022年配信予定のシーズン5からは、ダイアナ妃役をエマ・コリンからエリザベス・デビッキ(31)へと引き継ぎ、晩年のダイアナ妃が描かれる予定だ。しかし、ここにきて、ダイアナ妃の友人でプロデューサーのジェミマ・カーンが、ダイアナ妃の描写をめぐり、「ザ・クラウン」側と決裂したと報じられている。

エリザベス・デビッキ演じるダイアナ妃はこちら↓↓

英サンデー・タイムズ紙によると、ジェミマ・カーンは、「ザ・クラウン」の製作・脚本を務めるピーター・モーガンから、1997年に自動車事故で亡くなるまでの、ダイアナ妃の晩年を描いた脚本の執筆を手助けしてほしいと頼まれていたという。その後、2人はアウトライン並びに脚本の執筆に取り組んでいたが、カーンはダイアナ妃の物語が「望んでいたような、敬意や思いやり」が不足しているとして、プロジェクトから手を引いたのだという。

「共同執筆の契約が尊重されず、特にストーリーが必ずしも私が望んでいたような敬意や思いやりを持って語られないということに気づきました。シリーズから私の貢献すべてを削除するよう要望し、クレジットも辞退しました」

なお、サンデー・タイムズ紙によると、カーンとモーガンは昨年、恋愛関係へと発展。今年2月に破局するまで、短期間交際していたとも伝えている。

カーンの発言を受け、「ザ・クラウン」の広報は、「(カーンは)十分な情報とさまざまなソースを持つ幅広いネットワークの一部で、私たちライターやリサーチチームに広範な背景(知識)を提供してくれました…。(ですが)彼女とシリーズのライターとして契約したことはありません」とのコメントを発表している。

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