去年亡くなった天才DJ/音楽プロデューサーのアヴィーチー(AVICII)が、亡くなる直前まで制作していたアルバムが6月6日にリリースされることが決定した。
アヴィーチーは、2018年4月20日、滞在先のオマーンにて、自ら命を絶ち、亡くなった。またアヴィーチーは、生前から健康問題や精神的な問題を抱えていたという。2016年にはライブパフォーマンスからの引退を宣言するも、周囲からは反対されたことへのツラさを、2017年10月に公開されたドキュメンタリー作品「Avicii: True Stories」で吐露していた。
さらにアヴィーチーは、亡くなる直前までアルバム制作に取り組んでいたことが明らかになっており、この度、そのアルバムがアヴィーチーの本名ティム・バーグリングにちなみ「TIM」というタイトルで、6月6日にリリースされることが決定した。アルバムからの新曲「SOS」は、4月10日(日本時間4月11日)にリリースされる。
ユニバーサルミュージックの公式サイトでは、アヴィーチーのチームの公式声明を記載。声明によると、アヴィーチーは亡くなったが、家族は彼の音楽を封じ込めることはしないと決め、それよりも、世界中のファンたちと共有したいと願い今回アルバムをリリースすることを決定したという。
またプロデューサー陣も、完成間近だった作品をアヴィーチーの思い描いたヴィジョンに近づけるため制作に取り組んだという。
さらに今回アルバムリリースにあたり特別映像が公開。映像ではアヴィーチーがスタジオで制作している姿や、父クラス・バーグリングのインタビュー、プロデューサー陣のインタビューが収められている。
アヴィーチーの遺作となるアルバム「TIM」。いったいどんな作品になるのか楽しみだ。また同アルバムのアヴィーチーの純利益は、非営利のティム・バークリング基金と、特に精神疾患や自殺防止の分野に取り組む目的のために使われるという。
公式サイト→ https://sp.universal-music.co.jp/avicii/
【動画】アヴィーチー特別映像
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