世界中で愛されてきた『チャーリーとチョコレート工場』の世界を舞台にした、新たなアニメ映画が誕生する。
Netflixは8月12日、新作映画『Charlie vs. the Chocolate Factory(原題)』を、2027年11月5日から世界各地の映画館で公開すると発表した。その後、同年12月22日からNetflixで配信される予定である。
本作で描かれるのは、ゴールデンチケットをめぐる有名な物語から数年後の世界。これまでの作品をそのままアニメ化するのではなく、ウィリー・ウォンカと新世代の子どもたちをめぐる、まったく新しい物語となる。
ウォンカ、子どもをブルーベリーにして服役
今回の物語で驚かされるのが、ウィリー・ウォンカの置かれた状況である。
かつて行われたゴールデンチケット・コンテストで、子どもの一人をブルーベリーに変えてしまったウォンカは、その罪で刑務所に入れられていたという。
これは、ロアルド・ダールの児童文学『チョコレート工場の秘密』に登場する少女バイオレット・ボーレガードを指しているとみられる。バイオレットはウォンカの忠告を聞かず、開発中のガムを口にしたことで、巨大なブルーベリーのような姿に変わってしまった。
服役を終えたウォンカは、苦い世の中に再び甘さを届けようと、自身のチョコレート工場へ戻る。
ところが、そんな彼の前に立ちはだかるのが、新たな主人公チャーリー・ペイリーと仲間たちである。
住居から立ち退きを迫られたチャーリーたちは、自分たちの家を守るため、ウォンカの工場へ忍び込み、非常に価値の高い「ウォンカ・バー」を盗み出す計画を立てる。しかし、魔法のような工場へ足を踏み入れた子どもたちは、想像をはるかに超える出来事に巻き込まれていく。
なお、新主人公チャーリー・ペイリーは、原作や過去の映画に登場したチャーリー・バケットとは異なる、新たなキャラクターである。
タイカ・ワイティティがウィリー・ウォンカ役
ウィリー・ウォンカの声を担当するのは、『ジョジョ・ラビット』や『マイティ・ソー バトルロイヤル』などで知られるタイカ・ワイティティ。ワイティティは本作で製作総指揮も務める。
新主人公チャーリー・ペイリーを演じるのは、Netflixの人気ドラマ『HEARTSTOPPER ハートストッパー』で注目を集めたキット・コナーである。
コナーは公式発表のなかで、コンセプトアートと監督たちの構想にすぐ心をつかまれたと説明。原作の精神と温かさを受け継ぎながら、まったく新鮮な要素を加えた作品になると予告している。
さらに声優陣には、『タイタニック』のケイト・ウィンスレット、『ハリー・ポッター』シリーズのヘレナ・ボナム=カーター、『ブリジャートン家』のニコラ・コクランとチャリスラ・チャンドランらが名を連ねる。
役名は現時点では一部しか明らかになっていない。
新曲や新キャラクターも登場
監督を務めるのは、『DC がんばれ!スーパーペット』の脚本・監督を手がけたジャレッド・スターンと、『スピリット 未知への冒険』のエレイン・ボーガンである。
二人は、ウィリー・ウォンカの奇妙で少し不気味な世界を、アニメーションならではの表現でさらに大胆に広げていくと説明。想像を超えるほど型破りな作品になると自信を示している。
本作にはオリジナル楽曲をはじめ、新たなキャラクターや、ファンにはおなじみの顔も登場する予定だという。現代のロンドンを舞台に、ロアルド・ダール作品特有の英国的なユーモアと不思議な世界観を盛り込んだ冒険が描かれる。
Netflixは2021年、『チョコレート工場の秘密』をはじめとするダール作品の権利を管理するロアルド・ダール・ストーリー・カンパニーを買収。これまでにも『マチルダ・ザ・ミュージカル』や『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』などを映像化してきた。
『Charlie vs. the Chocolate Factory』は、Netflixによるダール作品の展開をさらに広げる大型プロジェクトとなる。
劇場公開後にNetflixで配信
Netflix作品でありながら、本作は配信に先駆けて世界各地の映画館で公開される。米国外の劇場配給はソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが担当する。
『Charlie vs. the Chocolate Factory』は、2027年11月5日に世界劇場公開され、同年12月22日からNetflixで配信予定。現時点では、日本での劇場公開日や邦題については発表されていない。


