俳優ウィリアム・ボールドウィンが、シャロン・ストーンと共演した1993年の映画『硝子の塔(Sliver)』の撮影現場で起きていた確執について、約33年を経て明かした。
関係が悪化した末、最後のラブシーンを前にプロデューサーへ「彼女とはキスできない」と訴えていたという。
ウィリアムはポッドキャスト「Lisa Guerrero Unleashed」に出演し、シャロンとの共演を振り返った。
撮影開始から最初の数週間は比較的うまくやっていたというが、その後、関係は急速に悪化。ウィリアムによれば、シャロンは約3か月にわたって「こんにちは」や「さようなら」すら言わなくなり、現場には強い緊張感が漂っていたという。
さらにウィリアムは現在についても、シャロンとは「もう二度と仕事をしない」と強い言葉を口にしている。
「シーンはできる。でも彼女とはキスできない」
関係があまりにぎくしゃくしたため、ウィリアムはプロデューサーとの話し合いを設定した。
そこで、映画に用意されていた4つのラブシーンのうち、最後の1つを撮影することはできないと伝えたという。
最終的にはシーンそのものを演じることには同意したが、ひとつだけ条件を出した。
「シーンはできる。でもお願いだから、彼女にキスさせないでくれ。……彼女とはキスできない」
ウィリアムによれば、その結果として撮影されたのが、自身が演じるジーク・ホーキンスと、シャロン演じるカーリー・ノリスが柱にもたれながら絡むシーンだったという。
そして、このエピソードについて「これまで誰にも話したことがない」と明かし、自ら「これはバズるかもしれない」と語っている。
【動画】ウィリアム・ボールドウィンが『硝子の塔』撮影秘話を告白
ポッドキャスト「Lisa Guerrero Unleashed」では、ウィリアム本人がシャロン・ストーンとの関係や、『硝子の塔』撮影中に起きていた出来事について詳しく語っている。
「彼女とはキスできない」とプロデューサーに伝えた経緯や、2人の間にあった緊張について本人の口から聞くことができる。
「ウィリアムと寝るよう求められた」シャロンの主張に反論
『硝子の塔』をめぐる2人の確執は、今回初めて表面化したものではない。
シャロンは2021年の回顧録『The Beauty of Living Twice』などで、映画プロデューサーのロバート・エヴァンスから、ウィリアムの演技を良くするために彼と肉体関係を持つよう圧力をかけられたと主張していた。
しかし今回、ウィリアムはこの説明に反論している。
ウィリアムによれば、エヴァンスは自分にも似たような話をしており、問題はシャロンの演技力ではなく、2人の間にある緊張感だと説明されたという。
「ものすごく悪い緊張感があるという報告を受けている。原因は、たまっている性的なエネルギーだ。やってしまって終わらせろ」
その一方でウィリアムは、シャロンのスクリーン上での存在感については「10点満点なら11点」と高く評価している。
過去の発言にも不満「演技を悪く言われた」
ウィリアムは今回、シャロンが過去に自身の演技について否定的な発言をしていたことにも不満を示している。
また、撮影当時のシャロンについて複数のエピソードも語っているが、これらはいずれもウィリアム側の主張である。
なお、Page Sixによると、シャロンの代理人は今回のコメント要請には回答していない。
「二度と仕事はしない」それでも和解の可能性は?
現在も、2人の関係が修復されたわけではないようだ。
ウィリアムによると、その後、空港や自動車イベントで偶然顔を合わせたことはあるものの、会話を交わしたことはないという。
今回、「シャロンとは二度と仕事をしない」と語ったウィリアムだが、その一方で、長年続いた確執そのものには終止符を打ちたい気持ちもあるようだ。
いつか「握手したり、ハグしたりできれば」と、関係修復への思いも明かしている。
公開から33年を経ても語り継がれる『硝子の塔』。スクリーン上では濃密な関係を演じていた2人の間に、当時これほど大きな緊張があったことが、今になって改めて明かされた。
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