“新ゴーストライダー”がスクリーンを疾走する日が決まった。
マーベル・スタジオが進める新作映画『ゴーストライダー(原題)』の全米公開日が、2028年7月28日に決定した。主人公ゴーストライダーを演じるのは、『バービー』『ラ・ラ・ランド』などで知られるライアン・ゴズリング。監督は『デッドプール&ウルヴァリン』のショーン・レヴィが務める。
ライアン・ゴズリングがついにMCUへ
ゴズリングの『ゴーストライダー』出演は、7月に開催されたサンディエゴ・コミコンで正式発表された。
ゴーストライダーは、炎に包まれた骸骨の頭部とバイクという強烈なビジュアルで知られるマーベルのダークヒーロー。「復讐の精霊」と結びつき、超自然的な力を使って悪に立ち向かうキャラクターである。
実写映画では、ニコラス・ケイジがジョニー・ブレイズ/ゴーストライダーを演じた『ゴーストライダー』(2007)、『ゴーストライダー2』(2011)が公開された。その後、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」ではガブリエル・ルナ演じるロビー・レイエス版ゴーストライダーも登場している。
そして、新たに“炎のライダー”となるのがゴズリングだ。

炎に包まれた骸骨の姿とバイクで知られるマーベルのダークヒーロー、ゴーストライダー(画像:Marvel)
『ラ・ラ・ランド』のセバスチャン、『バービー』のケンなど、これまで個性的なキャラクターを数多く演じてきたゴズリングが、炎に包まれた骸骨姿になるというだけでもインパクトは十分。しかし、今回のキャスティングにはさらに興味深い背景がある。
じつはゴズリングは以前からゴーストライダーを演じたいと公言していた。2022年には同役への興味を明かし、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギも歓迎する姿勢を示していた。
今年3月には、Marvelとの間で実際に話し合いが行われていることをゴズリング自身が認めている。そして後にファイギが明かしたところによれば、今回の『ゴーストライダー』はゴズリング自身が作品のアイデアをMarvelへ持ち込んだことから具体化したという。
つまり、人気俳優をMarvelが新ヒーロー役に抜擢したというだけではない。ゴズリング自身が長年やりたかった役を、自ら動いて実現させたプロジェクトでもあるのだ。
『デッドプール&ウルヴァリン』ショーン・レヴィが監督
監督を務めるのはショーン・レヴィ。
レヴィはライアン・レイノルズ主演『フリー・ガイ』やNetflix「ストレンジャー・シングス」などを手掛け、2024年には『デッドプール&ウルヴァリン』を大ヒットさせた。
さらに興味深いことに、ゴズリングとレヴィは『ゴーストライダー』が初タッグではない。
2人は現在、ルーカスフィルムの新作『スター・ウォーズ:スターファイター』でも主演と監督としてコンビを組んでいる。同作は2027年5月28日に全米公開予定。先日のD23では、ゴズリングが演じる主人公の名前が「ケイド・オーベロン」であることも明らかになり、新映像も披露された。
つまりゴズリングは、2027年には『スター・ウォーズ』、2028年にはマーベルと、わずか1年ほどの間にディズニーが誇る二大巨大フランチャイズで主演を務めることになる。
ショーン・レヴィとのコンビも、そのまま『スター・ウォーズ』からマーベルへ移動する格好だ。
2028年のMCUがとんでもない
さらに注目したいのが、『ゴーストライダー』が公開される2028年のMCUラインナップだ。
現在予定されている劇場映画は、
・5月5日 『X-MEN(原題)』
・7月28日 『ゴーストライダー(原題)』
・12月15日 『ブラックパンサー3(原題)』
という超強力な3本。
『X-MEN』ではサディー・シンクがジーン・グレイ、キット・コナーがサイクロップス、クリストファー・アボットがプロフェッサーX、アダム・ドライバーがミスター・シニスターを演じることがD23で発表されたばかりだ。
そして年末には『ブラックパンサー3』が控えている。
つまり2028年は、「X-MENの新時代」「ゴーストライダーのMCU本格参戦」「ブラックパンサーの新章」と、マーベルの人気キャラクターたちが次々とスクリーンへ登場する一年になる。
そもそもゴーストライダーとは?
ゴーストライダーをあまり知らない人にとっては、「なぜライアン・ゴズリングが燃える骸骨に?」と思うかもしれない。
コミックでは複数の人物がゴーストライダーを名乗っているが、最も有名なのがスタントライダーのジョニー・ブレイズだ。
悪魔との契約によって「復讐の精霊」と結びつき、炎をまとったゴーストライダーへ変身。超人的な力を持ち、燃え上がるバイクを操る。
なかでも特徴的なのが、相手に自身が犯してきた罪や苦痛を体験させる「ペナンス・ステア(贖罪の目)」と呼ばれる能力だ。
ホラーやオカルトの要素が非常に強く、アイアンマンやキャプテン・アメリカなどとはかなり異なるタイプのマーベルヒーローである。
そのため、ゴズリング主演版がMCUの中でどこまでダークな作品になるのかも注目ポイントになりそうだ。
ニコラス・ケイジ版から21年、新たなゴーストライダーへ
最初の実写映画『ゴーストライダー』が公開されたのは2007年。ニコラス・ケイジがバイクスタントのスター、ジョニー・ブレイズを演じた。
【動画】ニコラス・ケイジがジョニー・ブレイズ/ゴーストライダーを演じた2007年公開『ゴーストライダー』予告編
ゴズリング版が予定通り2028年に公開されれば、ニコラス・ケイジが初めてゴーストライダーを演じてから実に21年後、新たな主演俳優による劇場版が誕生することになる。
現時点では詳しいストーリーや共演者など、多くの情報はまだ明らかになっていない。また、ゴズリングが演じるゴーストライダーの具体的な設定についても、今後の正式発表を待つ必要がある。
しかし、『スター・ウォーズ:スターファイター』に続いてゴズリングとレヴィが再びタッグを組み、さらに『X-MEN』と『ブラックパンサー3』に挟まれる形で公開されるというだけでも、2028年のマーベルを代表する一本になることが期待される。
銀河を駆ける『スター・ウォーズ』の主人公から、炎のバイクで疾走するマーベルのダークヒーローへ。
しかも後者は、ゴズリング自身が長年演じたいと願ってきたキャラクターだ。ついに実現する“新ゴーストライダー”がどんな姿でスクリーンに現れるのか、期待が高まる。















