『ザ・シンプソンズ』約20年ぶり新作映画、タイトル&初映像が解禁! ホーマーが野球ボールを追ってスプリングフィールドを大爆走

米ユニバーサル・スタジオの「ザ・シンプソンズ」をテーマにしたアトラクション(写真:Hayk_Shalunts / Shutterstock.com) FILMS/TV SERIES
米ユニバーサル・スタジオの「ザ・シンプソンズ」をテーマにしたアトラクション(写真:Hayk_Shalunts / Shutterstock.com)
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1989年の放送開始以来、世界中で愛されてきたアニメーションシリーズ「ザ・シンプソンズ」が、再び映画館に帰ってくる。

米カリフォルニア州アナハイムで開催された「D23: アルティメット・ディズニーファン・イベント 2026」で、新作映画の正式タイトルが『The New Simpsons Movie(原題)』となることが発表され、制作途中の初映像も披露された。

「ザ・シンプソンズ」の新作映画については、2025年9月に20世紀スタジオが制作を正式発表しており、今回はその続報となる。前作『ザ・シンプソンズ MOVIE』が公開されたのは2007年。約20年ぶりに、ホーマー、マージ、バート、リサ、マギーらシンプソン一家がスクリーンに帰ってくる。

D23で披露された映像の主役は、やはりホーマーだった。

野球場で始まったちょっとした出来事が、やがてスプリングフィールドの街を巻き込む大騒動へ。まだ制作初期段階の映像ながら、「ザ・シンプソンズ」らしいドタバタぶりを感じさせる内容となっている。

 

正式タイトルは『The New Simpsons Movie』

今回のD23で明らかになった正式タイトルは、『The New Simpsons Movie』。

2025年に続編が発表された際には、ピンク色のドーナツに「2」が描かれ、ホーマーがそれをつかもうとするティザービジュアルが公開されていた。「Homer’s coming back for seconds(ホーマーがおかわりに帰ってくる)」というコピーも添えられ、約20年ぶりの第2作であることをユーモラスに知らせていた。

ところが正式タイトルには、シンプルに「2」と付けるのではなく、「New」という言葉が選ばれた。

現時点では、そのタイトルにどのような意味が込められているのかは明らかにされていない。ストーリーの詳細についても、まだ伏せられたままだ。

 

初映像ではホーマーが野球ボールを追って大騒動

D23では、まだ制作途中という『The New Simpsons Movie』の初映像が会場限定で披露された。

映像では、ホーマーが野球場でファウルボールを捕まえようとするところから騒動が始まる。

ボールは球場の外へ飛び出し、ホーマーはそれを追いかけてスプリングフィールドの街へ。やがて街中を巻き込んだチェイスへと発展していく。さらにホーマーが電動自転車で坂道を上りながら、途中でバッテリー切れを起こしてしまう場面もあったという。

まだ完成版の映像ではないため、このシーンが映画本編でそのまま使用されるかどうかは分からない。

それでも、些細な出来事をきっかけにホーマーが騒動をどんどん大きくしてしまう展開は、長年「ザ・シンプソンズ」を見てきたファンにはおなじみだ。

新作でも、シンプソン一家とスプリングフィールドの住民たちによる変わらないドタバタが楽しめそうだ。

 

前作『ザ・シンプソンズ MOVIE』は世界的大ヒット

「ザ・シンプソンズ」が初めて長編映画になったのは2007年。

『ザ・シンプソンズ MOVIE』では、ホーマーが湖を汚染してしまったことでスプリングフィールドが巨大なドームに覆われ、シンプソン一家が町を追われるという、テレビシリーズ以上にスケールアップした騒動が描かれた。

映画は世界興行収入5億3,600万ドル以上を記録する大ヒットとなった。

【動画】前作『ザ・シンプソンズ MOVIE』公式トレーラー

それだけの成功を収めながら、続編が実現するまでには長い時間がかかった。

続編については長年にわたって可能性が語られてきたものの、具体的な企画はなかなか進まず、2021年には新型コロナウイルスの影響で話し合いが停滞していることも明かされていた。

その後、劇場アニメーション市場が再び活況を見せる中、2025年9月になって20世紀スタジオがついに新作映画を正式発表した。

 

今度は「ディズニー傘下」で初の映画に

約20年ぶりとなる新作には、前作にはなかった大きな変化もある。「ザ・シンプソンズ」を取り巻く環境そのものが、この20年で大きく変わったのだ。

2007年に公開された『ザ・シンプソンズ MOVIE』は、20世紀フォックスによって製作・配給された。その後、ウォルト・ディズニー・カンパニーは2019年、21世紀フォックスの映画・テレビ事業などを買収。「ザ・シンプソンズ」もディズニー傘下の作品となった。

同年にスタートしたディズニープラスでは、「ザ・シンプソンズ」30シーズンがサービス開始時から配信され、現在ではディズニープラス限定の新作エピソードも制作されている。

そして今回の『The New Simpsons Movie(原題)』は、「ザ・シンプソンズ」がディズニー傘下に入ってから初めて公開される劇場版となる。

前作から約20年。その間にシンプソン一家の“所属先”まで大きく変わったことになる。

 

1989年から続く「ザ・シンプソンズ」

「ザ・シンプソンズ」は、マット・グレイニングが生み出したアニメーションシリーズ。

ホーマー、妻マージ、長男バート、長女リサ、次女マギーというシンプソン一家の日常を中心に、アメリカ社会や政治、芸能、家族などを風刺たっぷりに描いてきた。

テレビシリーズは1989年にスタート。2025年にはシーズン40までの更新が決まり、2028~29年シーズンまで放送が続くことになっている。予定通りなら総エピソード数は846話に達する。

30年以上にわたる放送の中で、ホーマーの「D’oh!」をはじめとする数々のギャグやキャラクターがポップカルチャーの一部となり、現在ではアメリカを代表するアニメーション作品のひとつとなった。

そんなシリーズが約20年ぶりに映画館へ戻ってくることになる。

 

約20年たってもホーマーはホーマー?

今回披露されたのは制作途中の短い映像であり、新作の物語についてはほとんど明らかになっていない。

それでも、最初に見せた映像が「ホーマーが野球ボールを追いかけて、いつの間にか街中を巻き込んだ騒動になる」というものだったことは、この映画の方向性を想像するうえで興味深い。

2007年の前作では、ホーマーが起こした環境汚染がスプリングフィールド全体を危機に陥れた。

そして約20年後の新作でも、少なくとも今回の映像を見る限り、ホーマーは相変わらず小さな出来事を大騒動へと変えてしまうようだ。

時代は大きく変わったが、シンプソン一家はどこまで変わり、どこまで変わらないのか。長寿シリーズならではの楽しみ方もできそうだ。

『The New Simpsons Movie(原題)』は、2027年9月3日に全米公開予定。日本での公開時期については、現時点では発表されていない。

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