「ボブもここにいるべきなのに」――。
人気ドラマ『フルハウス』でステファニー・タナーを演じたジョディ・スウィーティンが、2022年に亡くなった“テレビの父”ボブ・サゲットへの思いと、現在も続くキャストたちの絆について語った。
サゲットの死から4年以上が経った今も、『フルハウス』ファミリーが集まると、そこにはどうしても埋められない“一人分の空席”があるという。
「グループチャットはとても静かになった」
スウィーティンは米SheKnowsの最新インタビューで、『フルハウス』キャストたちの現在について語った。
今月にはジョン・ステイモス、ロリ・ロックリン、デイブ・クーリエ、アンドレア・バーバーらかつての共演者たちと、フロリダ州オーランドで開催された「The Nostalgia Con」で再会。その一方で、スウィーティンはサゲットが亡くなってから起きた、ある変化を明かしている。
「ボブがいなくなってから、『フルハウス』のグループチャットはとても静かになりました」
その理由は、サゲットこそがキャストたちをつなぐ中心人物の一人だったからだ。
誰かの誕生日になれば、真っ先に「おめでとう」とメッセージを送る。そしてキャストで何かをしようとなれば、最初に計画を立て始める――。そんな存在だったという。
ドラマが終了した後も、サゲットは“タナー家”をつなぎ続けていたのだ。
『フルハウス』ファミリー、今も変わらぬ仲のよさ
そんな『フルハウス』ファミリーは今も交流を続けている。今月、フロリダ州オーランドで開催された「The Nostalgia Con」では、スウィーティン、ジョン・ステイモス、ロリ・ロックリン、デイブ・クーリエ、アンドレア・バーバーが再集結した。
ステイモスがSNSに公開した舞台裏の動画では、5人がC+C Music Factoryの「Gonna Make You Sweat (Everybody Dance Now)」に合わせて楽しそうにダンス。長年の共演者というより、久しぶりに集まった家族のような仲のよさを見せている。
【動画】『フルハウス』ファミリーが再集結! ジョディ・スウィーティン、ジョン・ステイモスらが仲良くダンス
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動画にはスウィーティン、ステイモス、ロックリン、クーリエ、バーバーの5人が登場。C+C Music Factoryの「Gonna Make You Sweat (Everybody Dance Now)」に合わせて楽しそうにダンスしている。ステイモスは「これで首を痛めたよ」とジョークを添えた。
「ボブもここにいるべきなのに」
こうしてキャスト同士の交流は、サゲットが亡くなった後も続いている。
しかし、みんなが集まるたびに訪れる瞬間があるという。
「私たちが集まるたび、必ず『ボブもここにいるべきなのに』っていう瞬間があるんです」
スウィーティンは、全員が集まったときに「一人だけいない」ことが、本当に胸を痛ませると明かした。
サゲットは『フルハウス』で、スウィーティン演じるステファニー、キャンディス・キャメロン・ブレ演じるD.J.、メアリー=ケイト&アシュレー・オルセン演じるミシェルの父ダニー・タナーを演じた。
2022年1月、フロリダ州オーランドのホテルで亡くなっているのが発見された。65歳だった。
「私たちは本当の家族だった」
今回のインタビューでスウィーティンが振り返ったのは、サゲットとの思い出だけではない。
5歳で『フルハウス』への出演を始め、13歳までステファニーを演じた彼女は、子役として過ごした日々について「本当に素晴らしい経験だった」と語っている。
華やかな世界の裏側で苦しい経験をした子役も少なくないが、スウィーティンにとって『フルハウス』の現場は違ったという。
「私たちは、本当の家族のように一緒に集まって成長しました」
愛する人たちに囲まれ、彼らから愛され、支えてもらった。さらに普通の学校へ通い、普通の友人を作ることもできたという。
かつてタブロイド紙には、「ボブ・サゲットがスウィーティンを番組から降板させようとしている」という記事まで掲載されたことがあった。しかしスウィーティンによれば、それは事実とはまったく違い、当時からサゲットの実の娘たちとも友人だったという。
オルセン姉妹とも「ドラマはなかった」
長年にわたって“家族”であり続けたことは、ほかのキャストとの関係について語る言葉からもうかがえる。
Netflixで『フラーハウス』が制作された際、ミシェル役のオルセン姉妹が出演しなかったことから、キャストとの不仲説なども取り沙汰された。
しかしスウィーティンは今回、そこに「ドラマはなかった」と明言。姉妹が非常にプライベートな生活を送っているため、世間が何か対立を見つけようとしていただけだとの見方を示している。
さらに、ロリ・ロックリンや、政治的な考え方が大きく異なるキャンディス・キャメロン・ブレについても、意見や人生が違っていても家族であることに変わりはないという姿勢を示した。
『フルハウス』で描かれていた“家族”は、カメラが止まった後も続いていたようだ。
今もボブは「家族」の会話の中に
そしてサゲットも、今なおその家族の一員である。
スウィーティンは、キャストが集まるたびにサゲットの話をしていることについて、悲しいだけではなく、むしろうれしいと語った。
そして最後には笑顔を見せ、こんなジョークも。
「きっとボブも喜んでいると思います。だって、彼は注目されるのが大好きだったから」
ボブ・サゲットがいなくなって、『フルハウス』のグループチャットは以前より静かになった。
それでもキャストが集まれば、必ず彼の名前が出てくる。
『フルハウス』終了から30年以上。彼らが「本当の家族」であることは、今も変わっていない。
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