大ヒット映画『ホーム・アローン』（1990）のあの有名シーンは、元天才子役マコーレー・カルキンのアドリブだった？それとも偶然の産物だった？監督のクリス・コロンバスが撮影秘話を明かしている。
『ホーム・アローン』（1990）は、ひょんなことからホリデーシーズン中、家にひとりぼっちになってしまったマカリスター家の末っ子ケビン（演：マコーレー・カルキン）が、天才的な知恵を生かして、自宅を狙う泥棒たちをこらしめようとするコメディ映画だ。
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印象的なシーンが多数ある『ホーム・アローン』だが、その一つは、ひとりぼっちになったケビンが悠々自適な生活をするシーンだろう。親の心配をよそに、いつもは使わない大人用のシャンプーやリンスを使うなど一人暮らしを満喫するケビン。そんな彼はバスルームに置いてあったアフターシェーブローションを手にするのだが、まだ幼いケビンには刺激が強かったのか、ほほに手をあてながら「あーーー！！」と絶叫するのだ。
このシーンは、映画の中でもかなり有名であるが、クリス・コロンバス監督が近年明かしたところによれば、マコーレーのこの動作はコロンバス監督の指示通りではなかったという。
「もし顔にヒリヒリするようなものをつけたら、大体の人がすぐに手を動かすよね。だから、僕が彼に指示したのは、顔を（手で）おさえたら、手を動かして叫べというものだった。それは最初のテイクだったと思うけれど、彼はほほに手をあてたままだったんだ」
続けてコロンバス監督は「おもしろいね。『ホーム・アローン』のあの象徴的なシーンはアクシデントから生まれたんだ」とも発言。どうやらあのシーンは、マコーレーの天性の才能が発揮された瞬間だったようだ。
『ホーム・アローン』シリーズは、ディズニーの公式動画配信サービス「ディズニープラス（Disney＋）」で視聴可能。
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