マイケル・J・フォックス、俳優復帰できた理由を告白! パーキンソン病で「セリフを覚える能力」に変化も、“今の自分”で再び演技の世界へ

マイケル・J・フォックス photo: drserg / Shutterstock.com FILMS/TV SERIES
マイケル・J・フォックス photo: drserg / Shutterstock.com
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映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズなどで知られる俳優マイケル・J・フォックスが、パーキンソン病と向き合う中で再び俳優としてカメラの前に立つことができた理由を明かした。

かつては病気の影響からセリフを覚えることが難しくなり、俳優活動から距離を置いたフォックス。しかし2026年、Apple TVの人気ドラマ『シュリンキング:悩めるセラピスト』シーズン3に出演し、本格的に演技の世界へ戻ってきた。

 

「セリフを覚える能力」に変化

フォックスは米People誌のインタビューで、俳優活動を続けるうえで大きな変化となったのが、セリフを記憶する能力だったと振り返っている。

フォックスは1991年、29歳のときにパーキンソン病と診断され、1998年にその事実を公表。2000年にドラマ『スピン・シティ』を降板し、一度は第一線から退いた。その後は『Scrubs ~恋のお騒がせ病棟』や『グッド・ワイフ』などで俳優活動を続けていたものの、2020年には再び演技から距離を置くことになった。

その理由について今回、フォックスは「新たな要素が出てきた。それがセリフを覚える能力だった」と説明。かつてのような長時間の撮影も難しくなり、「12時間働く時期はもう過ぎていた」と、自分の身体の変化を受け入れる必要があったことを明かしている。

 

“今の自分”のままで演じられる役との出会い

そんなフォックスを再び演技の世界へと導いたのが、『シュリンキング:悩めるセラピスト』だった。

同作は、妻を亡くしたセラピストのジミー(ジェイソン・シーゲル)が、患者に思ったことを率直に伝えるという型破りな方法で人生と向き合っていくコメディドラマ。ハリソン・フォード演じるベテランセラピストのポールはパーキンソン病を抱えており、シーズン3ではフォックスも同じ病気を抱えるゲリー役として登場した。

フォックスにとって大きかったのは、病気による自分の変化を隠したり、無理に乗り越えたりする必要がない役だったことだ。

「この新しいキャラクターなら、自分自身のまま現場に行ける」

そう語ったフォックスは、その日の自分の体調や感覚を、そのままシーンの中に生かすことができたという。かつてのような働き方を再現するのではなく、“今の自分”に合った方法で演技をする。それが、再び俳優として活動できた大きな理由だったようだ。

フォックスは『シュリンキング』での演技を「ものすごく楽しい」と振り返っている。

 

【動画】マイケル・J・フォックスが『シュリンキング』出演とパーキンソン病について語る

Apple TVが公開した特別映像では、フォックス本人がパーキンソン病とともに生きること、そして『シュリンキング』への出演について語っている。長年病気と向き合ってきたフォックス自身の言葉を聞くことができる映像だ。

 

復帰作でエミー賞にもノミネート

そして、その復帰は大きな評価にもつながった。

フォックスはゲリー役で、2026年のエミー賞「コメディ・シリーズ部門 ゲスト男優賞」にノミネート。今回で自身通算19回目のエミー賞ノミネートとなった。

『シュリンキング』では、同じくパーキンソン病を抱えるポール役のハリソン・フォードとも共演。病気とともに生きる人物を、実際に長年パーキンソン病と向き合ってきたフォックス自身が演じるという、特別な役どころとなった。

 

【動画】マイケル・J・フォックスも登場! 『シュリンキング』シーズン3予告編

マイケル・J・フォックスが出演したシーズン3では、ジェイソン・シーゲル、ハリソン・フォードらおなじみのキャストが再集結。フォックスが参加した最新シーズンの世界観を、Apple TV公式予告編で見ることができる。

 

“今の自分”で再び俳優として

今後についても、フォックスは俳優として再び出演する可能性を完全には閉ざしていない。すでにシーズン4の制作が決定している『シュリンキング』への再出演にも前向きな姿勢を見せている。

一方で、現在も活動の中心にあるのは、自ら2000年に設立した「マイケル・J・フォックス財団」を通じたパーキンソン病研究への支援だ。

以前と同じように働くのではなく、今の自分にできる形で再び演技を楽しむ――。長年病気と向き合ってきたフォックスは、新たな方法で俳優としての一歩を踏み出している。

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