ヘイトクライムの自作自演で有罪判決を受けたジャシー・スモレットが、出所することになった。
ドラマ「Empire 成功の代償」で知られる俳優ジャシー・スモレットは、2019年3月、同性愛嫌悪や人種差別に対するヘイトクライムの被害にあったと発表。2人の男に突然おそわれ、重傷を負ったとしていた。しかしその後、事件そのものが自作自演であったことが発覚し逮捕され、2021年12月に有罪判決を受けた。
そして今年3月10日、ジャシーは最後まで無罪を主張したが、150日間の懲役、30カ月の保護観察期間、12万106ドル（約1400万円）の賠償金、2万5000ドル（約290万円）の罰金が言い渡された。
そんな中、おどろきの展開を迎えることとなった。3月16日（水）、控訴裁判所は、6日間収監されていたジャシーを出所させる判決を下したのだ。
ニューヨーク・ポスト紙によると、裁判所はジャシーが15万ドル（約1700万円）の誓約保証金を支払った後に釈放できると判断。彼は頭金を支払う必要はないが、要求された通りに法廷に来ることに同意したという。
ジャシーの弁護士は、控訴手続きが完了するころには実刑判決を終えているだろうと主張。また、このまま刑務所に入れば、ジャシーが身体的危害を受ける恐れがあるとも主張している。
出所させる判決が下されたが、今のところ、ジャシーが具体的にいつ出所するのかは不明である。
