COLUMNS

COLUMNS

「Couples Therapy」シーズン3第1部 火を吹くドラゴン妻が怖いと殻に閉じ籠る夫 解決策はあるのか?

このドキュメンタリーシリーズのご紹介はこれで3回目になりますが、「Couples Therapy」は結婚号が座礁に乗り上げ、二進も三進も行かなくなった4組のカップルがセラピスト/心理分析医(日本ではカウンセラー)に通う20週間を記録した秀作...
COLUMNS

長期化が懸念される全米脚本家組合WGAのスト 争点は待遇改善とAI導入や許容 ハリウッド存亡の機に思うこと

全米映画テレビ制作者協会(Alliance of Motion Picture and Television Producers=以下省略してAMPTP)と6週間に及ぶ賃金や労働条件等の集団交渉が決裂した結果、全米脚本家組合(Writers...
COLUMNS

お騒がせ女詐欺師の近況報告!ホームズはホワイトカラー犯罪者用刑務所に 在宅拘禁中ソローキンはポッドキャストを始める

第二のスティーブ・ジョブスを目指したセラノス社創業者エリザベス・ホームズ2022年9月24日の「ミレニアル詐欺師第三弾は、第二のスティーブ・ジョブスを目指したセラノス社創業者エリザベス・ホームズ」でご紹介した、自称シリコンバレーのマリー・キ...
COLUMNS

5月28日に最終回を配信したParamount+の「危険な情事」続編シリーズ グレン・クローズの悲願は叶ったか? 

2月7日付けの「23年春の新ドラマはリブート/スピンオフ/続編のオンパレード」でご紹介した「危険な情事」続編が、去る4月30日に、1〜3話までParamount+で配信開始となり、5月28日に最終回を迎えました。1月9日に開催された制作発表...
COLUMNS

飽和状態の動画配信市場で生き残りを賭けるParamount+ with Showtimeが打ち出した苦肉の策 吉と出るか凶と出るか?

4月20日付の「Showtimeよ、お前もか? 47年の歴史に終止符を打たれたプレミア・ケーブル局 ダミアン・ルイス『ビリオンズ7』復帰の裏にある昨今のTV業界苦肉の策」で、「ビリオンズ7」に返り咲くダミアン・ルイスと「ビリオンズ」スピンオ...
COLUMNS

悪い予感的中! シーズン1のみで完となった「アラスカ・デイリー」と「リスキーな結婚相手」

3月9日の「22年秋の希少価値作『ソー・ヘルプ・ミー・トッド』と『アラスカ・デイリー』の現況」でお知らせしたように、私の悪い予感が的中しました。アップフロント(地上波局/ケーブル局/動画配信社が、スポンサーに次期シーズンの番組編成を発表し、...
COLUMNS

Showtimeよ、お前もか? 47年の歴史に終止符を打たれたプレミア・ケーブル局 ダミアン・ルイス「ビリオンズ7」復帰の裏にある昨今のTV業界苦肉の策

※「ビリオンズ」シーズン5、6についてのネタバレが含まれます。2016年放送開始以来、必見ドラマの1本として注目してきた「ビリオンズ」。リーマンショック以来、持つ者と持たざる者の格差が益々広がり、世界を動かすのは「1%の1%」と言われた7年...
COLUMNS

今、一番面白い「ナイト・エージェント」配信開始後6日目にシーズン2更新の発表があり、人気のほどを物語る

3月1日に放送開始となったCBSの「トゥルー・ライズ」(映画のリブート版)、12日から始まったダミアン・ルイス主演の「ア・スパイ・アマング・フレンズ」(原題「A Spy Among Friends」)、26日にParamount+で配信開始...
COLUMNS

2023年春の期待作「ザ・カンパニー・ユー・キープ」は韓流ラブコメ「ダーリンは危機一髪」の焼き直し マイロ・ヴィンテミリアの出世役ジェスが大人になったような詐欺師役

ハリウッドに越して来て早々に参加したソニー・ピクチャーズ主催のイベントでお目にかかり、以来ずっと活躍ぶりを見守って来たマイロ・ヴィンテミリア。当時、「ギルモア・ガールズ」のローリーの二番目の彼氏ジェスの好演が、注目を集めている真っ最中でした...
COLUMNS

祝ミシェル・ヨー 努力と腰の低さでアカデミー賞を獲得 アジア色濃い(?)第95回アカデミー賞に思うこと

日本では、共演者キー・ホイ・クァンや姿を現さなかったトム・クルーズ、果てはアカデミー賞とは何の関係もない(実はあるのかも知れませんが. . .)ファン・ビンビンまで報道されているのに、ミシェル・ヨーの遂げた快挙を祝福する記事が見当たりません...
COLUMNS

22年秋の稀少価値作「ソー・ヘルプ・ミー・トッド」と「アラスカ・デイリー」の現況 明暗を分けるユニークな期待作2本 

去る10月18日の「2022年秋の期待作は、ヒラリー・スワンク主演の『アラスカ・デイリー』と複雑な母子関係を軽いタッチで描くドラメディー『ソー・ヘルプ・ミー・トッド』」でご紹介した、ユニークな想像の賜物の現況をお知らせします。時代遅れの企業...
COLUMNS

23年春の新ドラマはリブート/スピンオフ/続編のオンパレード クリエイターの想像の賜物は今や希少価値 じっと我慢の子で育て上げる時代ではないから?

23年冬のTCAプレスツアーでは、地上波局とストリーミング・サービス会社(MGM+、Hulu、Paramount+)が、73本の新・継続番組のパネルインタビューを実施しました。昨年の夏同様、相も変わらず、嘗ての人気番組/映画のリブート/スピ...
COLUMNS

2023年冬のTCAプレスツアー は、身の危険を冒してまで参加する意味がなかった 今夏は バーチャルに戻して欲しい

2020年冬のTCAプレスツアー以降、コロナ禍のロックダウン真っ最中の20年夏からドタキャンされた22年夏のプレスツアーまで、計5回をバーチャルで実施してきましたが、今年は1月9日から19日まで10日間に渡って、パサデナにあるランガム・ハン...
COLUMNS

ミレニアム詐欺師第四弾は、WeWork創業者夫妻を描く「WeCrashed〜スタートアップ狂騒曲〜」自画自賛に徹する救世主と苦労知らずの令嬢のラブストーリー?! 「フォリアドゥ」でしかなかったナルシスト・カップルを心理分析してみた

今回、ご紹介するのは、日本でも昨年3月から配信されているApple TV+の「WeCrashed〜スタートアップ狂騒曲〜」です。「令嬢アンナの真実」のアンナ・デルヴィー、「スーパーパンプト/Uberー破壊的ビジネスを創った男ー」のトラビス・...
COLUMNS

スリラー<没入型体験イベント> 11/19 (土)NY現地レポート

「全世界売り上げ累計1億枚超、<人類史上最大セールス>を記録したモンスター・アルバムが、新たな興奮と共に今再び蘇る!!」との触れ込みで、キング・オブ・ポップ=マイケル・ジャクソンの歴史的モンスター・アルバム『スリラー』の発売40周年記念盤、...
COLUMNS

【コラム】来日公演も決定!Y2Kのポップ・アイコン、バックストリート・ボーイズがキャリア初のクリスマス・アルバムをリリース

1996年にリリースされたデビュー盤『バックストリート・ボーイズ』が世界で1000万枚に迫る大ヒットを記録、日本でも「アイ・ウォント・イット・ザット・ウェイ」(99年発表)などで、Y2K(2000年代)のポップ・アイコンとして、また現代に続...
COLUMNS

【本人発言付きコラム】ワン・ダイレクションの活動休止から6年、ルイ・トムリンソンが見据える<未来>を体現した2ndアルバム

シングル「アズ・イット・ワズ」が全米Billboard Hot 100で通算15週1位を記録するなど、2022年を代表するミュージシャンとなったハリー・スタイルズ、人気オーディション番組『ザ・ヴォイス(The Voice)』の新シーズンにコ...
COLUMNS

英国王室激動の1990年代を描く「ザ・クラウン5」と、女王のお気に入りから欲望三銃士に転落!お先真っ暗の放蕩息子アンドルー王子のドキュメンタリー「Prince Andrew: Banished」

ネットフリックスの世界的大ヒット作「ザ・クラウン5」が、いよいよ11月9日に、配信開始となります。毎シーズン、フィクションか、ノンフィクション(実際に起きた事件やスキャンダルを織り交ぜていることから事実だと思う人が続出)かが物議を醸してきま...
COLUMNS

放送・配信開始が待ち遠しい2022年第四四半期の作品 「ホワイト・ロータス2」「レバレッジ:リデンプション2」「エミリー、パリへ行く3」等

2022年10〜12月に放送・配信開始となる、更新作3本と新クライムサスペンス1本をご紹介します。10月30日放送開始「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル2」シーズン1放送中に、限定シリーズからアンソロジーシリーズに切り替えて...
COLUMNS

2022年秋の期待作は、ヒラリー・スワンク主演の「アラスカ・デイリー」と複雑な母子関係を軽いタッチで描くドラメディー「ソー・ヘルプ・ミー・トッド」調査報道記者と私立探偵の共通点は?

地上波局は、動画配信サービス会社と闘っても勝ち目がないと悟って以来、長い物には巻かれろとばかり、地上波局の作品を蔑ろにして(少なくとも私の目にはそう映ります)、各局の延長とも言うべき配信サービス構築に全力を注いできました。特に、ディズニーが...
COLUMNS

急遽バーチャルに切り替え、12週間に及んで紹介された今秋〜冬の新ドラマの傾向は? 相変わらず続くリブート、吸血鬼や狼男の再来

去る8月1日にお知らせしたように、7月27日を皮切りに8月13日までの18日間開催が予定されていた2022年夏のTCAプレスツアーは、オミクロン株の新規感染者数の増加でパンデミック第7波に入ったため、開催1週間前の7月21日に急遽バーチャル...
COLUMNS

ミレニアル詐欺師第三弾は、第二のスティーブ・ジョブスを目指したセラノス社創業者エリザベス・ホームズ 「ドロップアウト〜シリコンバレーを騙した女」はホームズに好意的過ぎて、シャーデンフロイデを味わえない

シリーズでお届けしているミレニアル詐欺師第三弾は、ABC報道部レベッカ・ジャーヴィスのトゥルークライム・ポッドキャストをテレビ化した限定シリーズ「ドロップアウト〜シリコンバレーを騙した女」です。「男社会に楯突いたから、魔女狩りされたの!私は...
COLUMNS

ミレニアル詐欺師第二弾は、ウーバー創業者の盛者必衰を描くドラマ 第二のジェフ・ベゾスを目指すベンチャー起業家対酸いも甘いも嚙み分けた投資家の死闘に焦点を当てる「Super Pumped: The Battle For Uber」

嘗ては、ネットで見たり読んだりした事を’真実’と勘違いしてはいけないと警告されたものですが、今やSNSは正にハッタリの世界といっても過言ではありません。外見から発言まで脚色されていないものを探す方が、至難の技!アンナ・デルヴィー(本名ソロー...
COLUMNS

急遽キャンセルされた2022年夏のTCAプレスツアー 今回もバーチャルに切り替えて、およそ3ヶ月に渡って開催予定

7月27日を皮切りに、8月13日までの18日間、2022年夏のTCAプレスツアーが開催されることが決まったのは、つい5月末のこと。今回は、20年夏、21年冬、夏、22年冬の4回をバーチャルで乗り切ったプレスツアーを、従来の形態に戻したいと言...
COLUMNS

ジョニー・デップ&アンバー・ハードの結婚~離婚、そしてドロ沼裁判…あまりに情熱的すぎる恋が、破滅にいたったホントの理由って?【海外セレブに学ぶ!オトナ女子の恋愛と結婚Vol.3】

今年もっとも注目された海外セレブ・ゴシップといえば、ジョニー・デップと彼の元妻アンバー・ハードのドロ沼裁判よね。ふたりの法廷での様子が全世界にライブ配信されたこともあって、テレビやYouTubeに釘づけになる人が続出したんだとか。アタシもも...
COLUMNS

毒親の呪縛が露呈する奥が深い「THE GREAT2」 エカチェリーナは旧体制に挑戦するも足踏み状態、ピョートルは育児に勤しむほど超現代化 両極端の二人の将来は?

日本では「スーパー!ドラマTV #海外ドラマ☆エンタメ」で5月9日から放送済みなので、ご覧になった読者も多いとは思いますが、TCA賞ノミネーションのため、2021年6月1日〜22年5月31日の間に放送/配信された番組や俳優の功績を評価してみ...
COLUMNS

ウィル・スミス&ジェイダ・ピンケットから学ぶ、新しい夫婦のカタチ…「浮気OK」な結婚生活が、アカデミー賞でのビンタ事件の原因になったってホント?!【海外セレブに学ぶ!オトナ女子の恋愛と結婚Vol.2】

2022年、アカデミー賞授賞式のステージ上で、司会者のクリス・ロックを思いっきりビンタしたウィル・スミス。笑いのネタにされた自身の妻のジェイダ・ピンケット・スミスの名誉を守るための行動だったと弁解したものの、世間は騒然となったわよね。じつは...
COLUMNS

「キリング・イヴ4」の辻褄の合わない結末の裏に何がある?毎シーズン制作総指揮者交代が仇に?

※「キリング・イヴ」シーズン4のネタバレがあります。2018年4月に米国放送開始となった「キリング・イヴ」は、スパイになりたい冴えないMI5保安局員とブランド嗜好のお洒落な殺し屋の愛憎の機微と、二人の摩訶不思議な関係が家族や友人に及ぼす波及...
COLUMNS

ジャスティン・ビーバー & ヘイリー・ビーバーから学ぶ、 “あいまいな関係”から“本命”になる方法! 相手に「告白」をしない欧米式恋愛では〇〇の力が必要不可欠!? 日本式恋愛とのちがいを徹底紹介【海外セレブに学ぶ!オトナ女子の恋愛と結婚Vol.1】

2018年に交際2ヶ月で婚約し、世間のド肝を抜いたジャスティン・ビーバー&へイリー・ビーバー夫妻。電撃婚のイメージが強いけど、実はこのふたり、山あり谷ありの関係をのりこえてのゴールインだった、って知ってた?今回は、彼らが結婚にいたった道のり...
COLUMNS

【特集】巨匠スピルバーグが幼少期からの夢をかなえてついに実現した映画『ウエスト・サイド・ストーリー』がいよいよ公開! ミュージカル界の歴史に燦然と輝く名曲の数々を現代のオールスターアーティストたちが鮮やかに再現したサウンドトラックは必聴の価値アリ! その魅力に迫る

スピルバーグ監督にとって、映画『ウエスト・サイド・ストーリー』は夢だった。10歳頃にブロードウェイ・ミュージカルのオリジナルキャスト盤を聴いてから、いつかこの映画を作りたいと思い続けてきた。その夢がミュージカル公開から60年以上の時を経て叶...