ビリー・アイリッシュ、初の日本単独公演「ハピアー・ザン・エヴァー・ワールドツアー 2022」開催！「バッド・ガイ」「ホエン・ザ・パーティーズ・オーヴァー」などヒット曲のオンパレードで観客大熱狂「東京にまた帰って来れてうれしい！」

人気歌手のビリー・アイリッシュが、8月26日、有明アリーナにて初の日本単独公演「ハピアー・ザン・エヴァー・ワールドツアー 2022」を開催した。

ビリー・アイリッシュといえば、2020年の「第62回グラミー賞」において、史上最年少18歳で、年間最優秀レコード、年間最優秀アルバム、年間最優秀楽曲、最優秀新人賞の主要4部門に加えて合計5部門を受賞した、21世紀最大のスター。

2021年の「第63回グラミー賞」でも、年間最優秀レコードと、最優秀映像作品楽曲を受賞し、グラミー賞でもっとも権威がある年間最優秀レコード賞を2年連続で受賞した、史上最年少19歳という記録を作ったことも記憶に新しい。

現在、最新アルバム「ハピアー・ザン・エヴァー」を携えた世界ツアー「ハピアー・ザン・エヴァー・ワールドツアー 2022」で世界をまわっているビリーが、アジアツアーの最終地としてここ日本で一夜限りの来日公演を開催した。

ビリーらしい「アニメファッション」で登場

コンサートが始まると、重低音とレーザーライトの中、ビリー・アイリッシュがステージに登場。ハーフツインのお団子ヘアに「CRYBABY」のピンクのオーバーサイズシャツというビリーらしいファッションだ。

ビリー・アイリッシュ Photo: Kazumichi Kokei

ヒット曲のオンパレードで観客大熱狂

登場とともに観客は大歓声をあげ、1曲目にファースト・アルバム「ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?」からの楽曲「ベリー・ア・フレンド」を披露。

さらに最新アルバム「ハピアー・ザン・エヴァー」から「アイ・ディドゥント・チェンジ・マイ・ナンバー」、「NDA」、「ゼアフォー・アイ・アム」を披露し、ビリーの繊細で美しい歌声と、体に響き渡るビートに観客もノリノリ。

日本のファンたちと再会を果たしたビリー

ビリーが日本のステージに立つのは音楽フェス「サマーソニック 2018」以来、4年ぶりだ。

久しぶりに日本のファンたちと再会を果たしたビリーは「東京のみんなゲンキ！？また帰って来れて、みんなと会えてうれしいよ。気分はどう？」と笑みを浮かべて伝えると、観客も歓声でそのよろこびを伝えた。

またビリーは会場と一体になるため「左側、上の階のみんな調子はどう？右側は？」と、会場の各エリアの観客に話しかけ、ファンとのコミュニケーションを大切にしているビリーらしい一幕もあった。

ビリー・アイリッシュ Photo: Kazumichi Kokei

しっとりアコースティック披露＆兄フィニアスとの深い絆を語る

アップテンポな楽曲を披露した後は、兄でシンガーソングライターのフィニアスとともに「アイ・ラヴ・ユー」「ユア・パワー」そして、今年7月にリリースした新曲「The 30th」をアコースティックで披露し、ビリーの天使のような繊細な歌声に観客もウットリ。

またビリーは「みんな知ってると思うけど、こちらが私の兄のフィニアス。世界一の親友でもあるの！私を笑わせてくれて、本当に天才で、彼と一緒に仕事できてすごく感謝してる」と、兄への感謝と愛を語った。

ビリーの美声に思わずうっとり＆ラストは大合唱

さらにビリーは初期のヒット曲「オーシャン・アイズ」や、「ホエン・ザ・パーティーズ・オーヴァー」を美しい歌声で歌い上げ、「ゲティング・オールダー」では、曲にちなみ、ビジョンにはビリーの幼少期の映像がいくつも映し出された。

そして、携わるすべてのスタッフたち、来てくれたファンたちへ改めて感謝を述べたビリーは、彼女をスターダムへとのし上げた大ヒット曲「バッド・ガイ」を大熱狂の中、披露。ラストは「ハピアー・ザン・エヴァー」を大合唱で締めくくった。

ビリー・アイリッシュ Photo: Kazumichi Kokei

ビリーが伝えたいメッセージ

ヴィーガン（菜食主義者）であるビリーらしく、コンサートをおこなう会場ではヴィーガン食が販売された。バンドとクルーのケータリングも100％植物性のものだという。

ビリーはこのツアーをより環境に配慮したものにするため、非営利団体「REVERB」と提携し、植物由来の食品を提供、使い捨てのゴミをなくす取り組みを行い、ペットボトルの持ち込みもなくすようにしている。

またファッションにおいても動物の毛皮を使うブランドの洋服は着用せず、昨年、ファッションの祭典「メットガラ」に参加した際も、多くのブランドからオファーがあった中、「オスカー・デ・ラ・レンタ」のドレスを選択。ビリーが同ブランドに対し、「今後一切、毛皮を使用しないでほしい」と頼み、ブランド側がそれを受け入れたことが理由であることも明らかになった。

そんなビリーは、来日公演の「オール・ザ・グッド・ガールズ・ゴー・トゥー・ヘル」のパフォーマンスでは環境保護を訴える映像を流し、歌え終えた後、「私たちは地球を守るためにもっともっとより良いことをしていかないといけない。友人、家族、愛する人みんなを守るためにね。そのためにも立ちあがろう」と、アツいメッセージを伝えた。

ビリー・アイリッシュ Photo: Kazumichi Kokei

セットリスト

bury a friend
I Didn't Change My Number
NDA
Therefore I Am
my strange addiction
idontwannabeyouanymore
lovely
you should see me in a crown
Billie Bossa Nova
GOLDWING
Halley's Comet
Oxytocin
COPYCAT
ilomilo
i love you
Your Power
The 30th
bellyache
ocean eyes
Bored
Getting Older
when the party's over
all the good girls go to hell
everything i wanted
bad guy
Happier Than Ever
goodbye