ポール・マッカートニーが、大手コーヒーチェーン「スターバックス」に直々に意見を送ったことがわかった。
伝説的ロックバンド ザ・ビートルズの元メンバー、ポール・マッカートニーはこのたび、「動物の倫理的扱いを求める人々の会（PETA）」と共同で声明を発表。
スターバックスのCEOケヴィン・ジョンソンに対し、ソイミルクやオーツミルク、アーモンドミルクといった植物性ミルクに対して、アメリカ国内では追加料金を設けるという方針に苦言を呈した。
この中で、「PETAに属する私の友人たちは、現在このことについてキャンペーンを行なっています」と切り出したマッカートニーは、「地球と動物福祉の未来のため、この要望が実現されることを切に祈っています」と続けた。
さらに、動物性ミルクではなく、植物性ミルクにのみ追加料金がかかることを「最近知った」というマッカートニーは、イギリスのスターバックスではこのような料金はかからないことから、「非常におどろきました」とし、「どうかアメリカのスターバックスには、この方針についてよく考えていただきたい」と付け加えた。
今回、声明という形でマッカートニーが意見を述べたことについて、PETAの会長イングリッド・ニューカークは、「ポールは現在、感染対策のため自粛中なのです。ツアーにキャンセルが発生しては大変ですからね。そのため、我々と共にスター・バックスを訪れて、ソイラテを配布するキャンペーンをするのではなく、個人的に手紙を書くという形を取ったのです」と語った。
マッカートニーといえば、これまで長きにわたり環境保護や動物福祉のための活動をおこなっている。1970年には当時の妻リンダ・マッカートニーとともに、ベジタリアンとして生活していくことを公表していた。
