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「Glee」、痛ましい事件を受けて10代の同性愛者のために立ち上がる

2010年10月7日
人気ミュージカル海外ドラマ「Glee」シーズン2で、同性愛であるために陰湿ないじめを受け自殺した大学生の事件を基にしたエピソードを、制作することが明らかになった。

ニュージャージー州ラトガース大学の学生寮で、男性と性行為をしているところを盗撮され、インターネット上でさらされた男子学生が、それを苦に今年9月22日、ハドソン川にかかるジョージワシントン橋から投身自殺した。アメリカでは同じ週に、カリフォルニアの13歳の男子学生、テキサスの15歳の男子学生が、同性愛であることでいじめられ自殺に追い込まれるという事件が起きている。

こうした事件を深刻に受け止めたプロデューサーのライアン・マーフィーは、「Glee」で10代の同性愛者の深い悩みを描いたエピソードを制作すると発表。

同性愛者であることをカミングアウトしているライアンは、事件が報道された直後、「このようないじめは伝染するから、早く止めなければならない」と発言しており、若い世代に大きな影響力を持つ同作で取り上げることを早々に決定したと見られている。

エピソードを制作することを知ったブリタニー役のヘザー・モリスは、「インターネットは便利だけど、他人のプライベートの動画を掲載するなんて最低なことよ。みんな、もっとネットが与える影響を考えるべきだわ」とコメント。アーティ役のケヴィン・マクヘイルは、「悲劇が起きてから、現実を知るというこの状況を断ち切らないと。番組を見ている若い世代から親世代まで、みんな愛される権利があるんだってことを伝えられれば、と思う」と意気込みを語った。

男子学生の自殺事件を受けて、動画共有サイトYouTubeには、大人の同性愛者が同性愛でいじめを受け悩む10代に向けて、自殺をしないよう呼びかけるメッセージを次々と掲載。「Glee」でゲイのカウンターテナーを演じ、実生活でもゲイであることをオープンにしているクリス・コルファーも、「同性愛者が毎日いじめられて、人生に希望がないように思えてしまうこと、僕にはよく分かるよ。けれども、周囲の人々に受け入れられ、愛される日はきっと来る」というメッセージを掲載している。

エピソードの詳細は今後発表される予定だ。
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