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「glee」過激なセクシー写真でメディア監視団体からバッシング

2010年10月25日
人気ミュージカル海外ドラマ「glee/グリー」の主演俳優らが、男性誌でセクシー過ぎるポーズをとったとして、メディア監視団体PTCから強い批難を受けていることが明らかになった。

米TVガイドによると、「glee」の特集記事を組んだ男性誌GQ最新号には、レイチェル役を演じているリア・ミシェルとクイン役のディアナ・アグロンが、悪女っぽく挑発する写真が何枚も掲載された。長袖Tシャツに下着姿で学校のロッカーに寄りかかりながら棒つきキャンディーを舐めたり、ベンチに座りカメラに向かって開脚するなど過激なショットばかりだという。写真には、フィン役のコーリー・モンテースも登場している。

これに対し、アメリカで放送される子供向けテレビ番組の中で、過剰な暴力描写や性的暗喩、不適切な言葉の使用がないか監視している市民団体の PTC(Parents Television Council)が、「高校生を演じている彼女たちにセクシーなポーズをとらせ、性の対象として誌面に掲載するなど不適切極まりない」「小児性愛を表現しているとも受け止められる」と強く批難。

リアとディアナは24歳だが、ドラマでは高校生を演じているため、ファンである子供たちに間違ったメッセージを送ってしまうと強い懸念を示した。

同団体は、製作総指揮者のライアン・マーフィーに対しても、「まるでポルノのようなこの雑誌撮影を許可した番組クリエーターたちは、今後このような路線でドラマを制作すると認めたようなものだ。まだ若く幼いgleeファンの子供たちに多大なる悪影響を与える」と、厳しいコメントを出している。

PTCの抗議声明を受けて、ディアナは自身のブログに「GQからは、gleeで演じているキャラクターを、最高に誇張して欲しいって頼まれたの。乗り気じゃなかったけど、逃げずに仕事をこなした。それだけよ」「完璧な人間なんていないわ。GQの写真は私の本当の姿ではないって理解して欲しい」と弁明コメントを掲載。

しかし、「GQの写真により、不愉快な思いをさせてしまったのなら本当に残念。決してそういうつもりではなかったのだから」「あなたの8歳のお子さんが GQを持っていたのなら、本当に申し訳ないと思う。でも、一体あなたの子供はどこでGQを手に入れたの?とも聞きたいわ」とも書いている。

なお、GQは「PTCは、最近あまりテレビを視聴されていないようですね。あと、現実とファンタジーは大きく異なるということを理解すべきです」「ハリウッドでは、PTCが言うところの"小児"キャラクターは20代が演じることが多いんですよ。20代といえば、やりたいことを自由にできる、そんな年齢だと思いますがね」と反論している。
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