第2シーズン放映を目前に控え、メインキャストの一人、ジョン・リッターを突然失くした人気TVコメディ『パパにはヒ・ミ・ツ』(原題:8 Simple Rules for Dating My Teenage Daughter)の放送・制作が続行されることになった。
リッターは、番組で描かれたヘネシー家の父親役を演じてきたが、9月11日、撮影中に突然倒れ急死した。メインキャストの突然の死に、番組の今後が心配されていたが、リッターの葬儀が行われた翌日に当たる、アメリカ現地時間の9月16日、番組放送局であるABC局が番組の制作・放送続行を発表した。
『パパにはヒ・ミ・ツ』は、お年頃となったティーンネイジャーの2人の娘と、娘の成長にとまどう父親の姿を描いたコメディ。2002年秋に放送がスタート。人気を博し、今月からアメリカで第2シーズンがスタートする予定だった。日本でも、今週からNHK教育で番組の放映が予定されている。
番組はこれまで、リッター演ずる父親、ポールが率いる、ヘネシー家の物語を綴ってきた。しかし、今後は現実に起こったリッターの死をストーリーラインに盛り込み、ヘネシー家の家長であるポールが死に、家族の面々が彼の死に直面し、新しい生活を築いていくというものに変更するという。
ジョン・リッターは、1977年から1984年まで放映された人気TVコメディ『Three’s Company』のジャック役でブレイク。男女が一緒に暮らすことを許してくれない固い頭の家主に対し、“ボクはゲイだから大丈夫”とウソをつき、2人の女性と一つのアパートで暮らすジャックを好演した。番組ではリッターのコメディ俳優としての才能があますところなく発揮され、エミー賞、ゴールデングローブ賞、ピープルズ・チョイス・アワードに輝いた。『Three’s Company』は、放送終了後、何度も再放送され、主演のリッターはアメリカでは知らない人がいないほどの有名人であり、人気者であった。
リッターは昨年、『パパにはヒ・ミ・ツ』で、久々に主役としてTVシットコムに復帰。アメリカのお茶の間もリッターのカムバックを大歓迎していたようで、彼の突然の死を悼む人々は数知れない。それと同時に、彼の最後の主演シットコムとなってしまった『パパにはヒ・ミ・ツ』の今後が懸念されていたが、放送・制作続行が決定し、ファンは一安心。彼らが愛するジョン・リッターにとっても、なによりの供養となるに違いない。※ニュース記事の無断転載は固くお断りします。




