放尿事件の仏名優ドパルデュー、開き直って自虐パロディ・ビデオに出演

先日、飛行機内で放尿事件を起こして世間を騒がせたフランスの名優ジェラール・ドパルデューが、自らパロディ・ビデオに出演して話題となっている。

8月16日、パリ発ダブリン行きの飛行機に乗ったジェラールは、離陸直前にトイレに行こうとしたが、客室乗務員に制止されてしまった。そこで、彼は他の乗客たちの前でボトルに放尿。そのせいで、機内を汚してしまい、ジェラールはその飛行機を降ろされてしまった。

当日、ジェラールと一緒に飛行機に搭乗していたフランスの人気司会・俳優のエドゥアール・ベールが、後日語ったところによれば、ジェラールは持病のために尿の問題にナーバスになっており、エドゥアールが彼にボトルを渡して用を足すように勧めたが、思いがけずボトルから尿があふれてしまったとのこと。

つまり、事件の真相は、嫌がらせの放尿や酔っぱらったうえでの放尿ではなく、62歳と高齢のジェラールにとって、放尿せざるを得ない可哀想な状況だったらしい。

この事件を世界のメディアで報じられてしまったジェラールは、とんだ大恥をかいたと参っているかと思いきや、さっそく、それを逆手にとって、エドゥアールと2人でパロディ・ビデオに出演してしまった。

【動画】ジェラール・ドパルデュー放尿事件のパロディ・ビデオ


このビデオで、2人は、フランスの人気コミック「アステリックス」(古代ヨーロッパのガリア人を主人公にしたコメディ)のキャラクターの格好をしているが、ジェラールが扮しているのは、このコミックを実写映画化した「アステリックスとオベリクス」「ミッション・クレオパトラ」で、彼が演じたキャラクター、のろまの怪力男オベリスク。

当たり役のコミック・キャラで事件の一幕を面白おかしく再現して、可哀想な老俳優のイメージを払拭してみせたところは、さすが名優というほかない?