大型新人シンガーソングライターのリア・ドウにインタビュー! 日本ツウな彼女の意外な趣味とは

北京出身、香港/LA育ちの大型新人女性シンガーソングライターのリア・ドウが、デビューEP「マイ・デイズEP」で、日本デビューを果たした。

リアは人気歌手フェイ・ウォンの娘で、現在香港を拠点に活動中。4月27日に、日本デビューEP「マイ・デイズEP」を発売。5月14日に渋谷で開催されたインストア・イベントには、リアを一目見ようと会場いっぱいにファンが集結した。

そんなリアにTVグルーヴはインタビューを実施。実はかなりの日本ツウな部分についてや、ファッション、そしてユニークなミュージックビデオについてなどたっぷり語ってもらった。


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-----リアさんは北京生まれで、中学でアメリカに留学、そして日本の静岡にも3ヶ月ほどいたそうですが、日本での生活はいかがですか?

今までの生活とはすごく違いますね。全てが新しくて、すばらしい体験ができました。静岡の高校に行って、部活でバスケットボール部に所属したんです。すごくリフレッシュになりました。


-----私も地元が静岡なんですが、静岡のどこの高校に行かれたんですか?

静岡県、富士市の高校です!


-----去年行ったアーティストとしての初ライヴに日本を選んだということですが、日本のどんなところが好きですか?

数日前、下北沢に行ってきたんです。すごくよかったです。今まで行ったことなかったんですが、良い街だってことを見つけた友だちが連れていってくれました。あと下北沢は古着屋さんもあるんですよね。歩き回っていたらたくさんの子供たちもいました。若者の街ですよね。



-----今後日本語の歌にも挑戦したいという気持ちはありますか?

うーん、はい(笑)、たぶん。でも英語から日本語に訳して詞を作るということはしたくないんです。例えば、たまに歌詞のつながりがスムーズじゃなかったりするので。でも挑戦することは好きですよ。でもカラオケに行くときはいつも日本語の歌を歌うんです!


-----何の歌を歌われるんですか?

キリンジの「エイリアンズ」、玉置浩二、山下達郎…。


-----イマドキの曲というよりも、好きなジャンルで選んでいるんですか?

いえ、これらも最近発見したんです。だから私にとって全て新しいんですよ!


-----特にお気に入りの日本のアーティストはいますか?

最近「METAFIVE」というバンドのコンサートを見に行ったんです。すごくクールなバンドですね。


-----リアさんといえば、お母様は人気シンガーのフェイ・ウォンさん、お父様は北京ロックを支えたミュージシャンのドウ・ウェイさんと、ともにアジアが誇るアーティストです。音楽一家に生まれたリアさんですが、両親に影響されたことはありますか?

最も直結的な影響はたぶんDNAですね。そういった環境に育って、いつも音楽に囲まれていました。私が子供の頃聞いていた、彼らが私のために音楽を作ってくれたことがいい環境だったと感じます。



-----リア・ドウさんのファッションについてなんですが、マニッシュスタイルで、髪もショートにしていることが多いように思うんですが、こだわりはありますか?

そんなにファッションの知識はないんですけど、着心地がいいのが一番ですね。ハイヒールの靴は履けないし(笑)。そしてスカートよりもパンツ派です。シンプルなのがいいですね。休日出かける時なんかは、支度に時間をかけないです。



-----シンプルだけど、部分部分がこだわっていますよね。

これはスタイリストがやってくれたから(笑)。


-----4月27日に発売されたEP「マイ・デイズ」を聴かせていただき、繊細だけど力強い歌声がとってもすてきだなと感じました。元々オルタナティヴ・ポップに興味があったのでしょうか?

たくさんのオルタナティヴ音楽を聴いています。トリップ・ホップ、オルタナティヴ・フォーク、オルタナティヴR&B、ジャス、ボサノバなど。これらが主に私が聴いてきたジャンルですね。でもあなたの言っていることに同意しますね。ポップ感と私の音楽のメロディーはそう思えるかもしれません。でもそこまでオルタナティヴ・ポップは聴いてきませんでした。


-----アーティストとして影響を受けた人、目標にしている人はいますか?

「レディオヘッド」のリードボーカルのトム・ヨークですね。レディオヘッドはすごいバンドだけど、彼は同時にいくつかのプロジェクトを持っていて、そこがすごく好きでアーティストとして将来的にも探している部分です。いくつか異なる目標があっても、その違う面でまた創造性を発掘するのはすばらしいことだと思います。


-----「マイ・デイズ」のMVはロサンゼルスで撮影されたそうですが、いかがでしたか?

すごくよかったです。何人かのプロデューサーたちとLAの色んな場所で撮影しました。ある女性プロデューサーはたくさんアイディアを出してくれました。私はそこまでLAをよく知っているわけではなかったので、彼女があの映画「欲望という名の電車」を見ているシーンを含め、いくつか場所をピックアップしてくれました。その映画館に行ったらちょうどそれがやっていたんです。

【動画】リア・ドウ「マイ・デイズ」MV



-----今後この場所で撮ってみたいというのはありますか?

もっと日本で撮影したいなと思います。日本には魅力的なところが色々あるので。昔ながらの部分もあるのがまたステキですよね。とても美しいなと感じます。あと結構、農園っぽいところも見つけました。


-----「May Rain」のミュージックビデオでは、映像を360度で見れるというのがユニークでおもしろいなと思いました。できあがった感想はいかがでしたか。

とっても楽しい撮影でしたね。監督のアイディアだったんですけど、最初それを聞いてすごくおもしろそうだなと感じました。一つのビデオですがやることがたくさんあって、全部振りが決まっていて、完璧にやらなければなりませんでした。これは香港で撮影したんですけど、ここはすごく離れた場所にありました。この建物は古いワイン工場で、中は土、ワイン、そしてコンテナ―でいっぱいでした。とにかくクールな経験でしたね。

【動画】リア・ドウ「May Rain」MV(360度バージョン)



-----撮影は主に香港が多いのでしょうか。

そうですね。ほとんどを香港で撮影しています。「May Rain」そして「River Run」も。所属している事務所も香港が拠点です。


-----5月14日はインストア・イベントがありますね。意気込みを教えてください。

とっても楽しみです!去年の8月以来の日本でのイベントなので。そしてまだアコースティック・ライヴをしたことがないんです。なのでこのインストア・イベントが私にとって初めてのアコースティック・ライヴになります!どうなるかわからないけど(笑)、とっても楽しみです!


-----今後の活動について教えてください。

今すでに新しい次のプロジェクト、セカンド・アルバムの制作を進めているんです。ファースト・アルバムが日本でもうすぐ発売されたらいいなと思っています。今年の秋ぐらいかな。そして東京でショーができたらいいなと思います。


-----秋ごろ発売予定のファースト・アルバムはどんな仕上がりになっていますか?

ファースト・アルバムは、16～17歳の時の曲をまとめた作品になっています。まるでその時の日記のような。学生時代から学校をやめるまで、そしてミュージシャンとして音楽活動を始めた時代の変化を表しています。責任をもち、決断をし、完全に自分自身で人生をコントロールするという。その時代をキャプチャーしたものですね。



-----最後にTVグルーヴの読者へメッセージをお願いします。

TVグルーヴをご覧の皆さん、インタビューを読んでくれてありがとうございます。私のEP「マイ・デイズ」を聴いて楽しんでいただけたらいいなと思います。そしてフルアルバムも年内に発売予定なのでよろしくお願いします。


(インタビュー終わり)

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