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Vol. 7. 「走れ!赤い稲妻!」

2000年12月9日
ついに、やってしまいました。現在、話題沸騰中の「ネットオークション」に手を出してしまったのです。

今、私のモニタの上には、競り落とした赤いミニカーが2台。あ、でも、別に、ミ二カーのコレクターというわけじゃありませんよ。片方は、60年代のテレビシリーズ「ザ・モンキーズ」のロゴが入った「モンキー・モービル」。そして、もうひとつは、真っ赤なボディに白い線が入ったフォードトリノ。70年代の人気テレビシリーズ「刑事スタスキー&ハッチ」の、通称「赤い稲妻」です。 しかも、しかも、トリノのほうのパッケージには、大好きな「ハッチ刑事」こと、デビッド・ソウル氏のサインが!(*^o^*) (あれ、でも、冷静に考えたら、赤い稲妻はスタさんの車なのになあ……まあ、細かいことは気にしないっと。)

「モンキーズ」と「スタハチ」。この2つのアメリカンTVシリーズこそ、私の中学、高校時代をおおいに盛り上げてくれた番組です。私は両方の番組のファンクラブ(あったんです! 放送局公認のファンクラブが……。)に入り、せっせと切り抜きを集めてはファイリングし、遠い洋書屋さんまで通っては外国のティーン向け雑誌を買い(あったんです! 「スタスキー&ハッチ・マガジン」というイギリスの雑誌が……。)、彼らの歌うレコードをすり切れるほど聞き、もちろん来日コンサートにも行き、さらにはテレビ番組を“録音”したテープを、何度も何度も繰り返し聞いたものでした。もちろん、定期入れや下敷きにも彼らの写真がいっぱい入ってましたよ。さらに、それでもまだ飽き足らない私は、番組のテープ起こしまでやったこともあります。(とっても時間がかかって、大変でした。)実家には、スタとハッチの台詞がびっしり書かれたノートが保存されています。ああ……なんて、なんて……ヒマだったんでしょう、あのころは。(^o^;;)

当時は、今と違ってビデオなんてありませんでしたから、放送のときは、番組のすべてを脳に焼きつけようと、それはもう、ドキドキしながら、テレビにかじりついて見ていましたね。再放送なんて、いつやるか分かりませんから、「これを見逃したら、一生見られないっ!」という覚悟で、放送に臨んでいたわけです。(「モンキーズ」は、すでに再放送でしたが。)そして放送翌日は、学校でも、同じく海外ドラマファンの友人と、番組の話でもちきりでした。みんなでスタハチの「手を上げろっ!」「動くな、撃つぞっ!」なんていうセリフを真似したり、モンキーズのオープニングに出てくる「モンキーズ歩き」(これが意外と難しい)などを再現してみたりと、大はしゃぎしてたのです。

あの頃は、まさか20年後にアメリカのテレビドラマの仕事をするなんて、思ってもみませんでしたね~。少し前、「AXN」や「スーパーチャンネル」で「スタハチ」をやってましたし、現在はBSフジ(BSデジタル放送)で、「ザ・モンキーズ」も始まったそうです。ホントに、いい時代になりました!! 残念なのは、今は当時と違い、テレビを見る時間がぜんぜんないことです。(T_T)

私が、上記のミニカー2台を競り落としたeBayというインターネットのオークションサイト(//www.ebay.com/)では、スタハチやモンキーズを始め、いろいろなアメリカンTV番組のグッズが、たくさん売られています。人形、バッジ、トレーディングカード、ボードゲーム、Tシャツ、マグカップ、などなどなど……あああ、欲しいものばっかりっ。

さあ、いっぱいアメリカンTVの仕事をして、せっせと稼がなくては!(^o^)