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なつかしのアメリカンTVのお話キモサベTV詳細

Vol. 5 『パパはなんでも大好き』

2002年6月13日
味のあるアメリカンチックなモノクロのイラストレーションで描かれたウイングチップ、コインローファー、サドルシューズ、バスケットシューズそしてデッキシューズが、『パパ大好き』のメインテーマに合わせてリズムをとりステップを踏みながら始まる『パパ大好き』のオープニングはとてもカッコ良かった。

昔のディズニー映画「ぼくはムク犬」、「フラバー」、「最高にしあわせ」などに出演していたフレッド・マクマレーが主演で、3人の息子と彼の父親の計5人の男ばかりの家庭が織りなすホームドラマ。ハンサムな長男が大学生、いつも眠そうな顔のハイスクールに通う次男、そしてメガネの頭のいい小生意気な末っ子が小学生。そして家事全般をこまめにやっているちょっと小太りなおじいちゃん。その子供達とおじいちゃん、そしてフレッド・マクマレー本人などが毎週おかしな事件を起こしたり、巻き込まれたり。

キモサベはまだ小学生だったけど、ハイスクールに通っている次男のカッコウが好きでお金をためて、VANのスニーカーのラダー、サーバーそしてハイカットのマーカー、ネイビーストライプのボタンダウンシャツに尾錠のついたコットンパンツなどを買ってよくマネしたものでした。

同じ頃、同じような父親が主演のドラマ、ロバート・ヤング主演の『パパは何でも知っている』は超人気でしたね。当時のキモサベ家とは大違いの、何でも入っている大きな冷蔵庫があるアンダーソン家のドラマで、長女とほとんど見分けがつかない若くて美人の奥さんのジェーン・ワイアットと長男バド、末娘のキャシーの5人家族。アンダーソン家も当時のアメリカの家庭の例にもれず、いつも家の中で奥さんがハイヒールを履いていて、保険会社に努めているパパはソフトハットにレジメンタル・タイの典型的なトラディショナル・ルックの出立ちでした。長男のバドにデート用の中古車を買ってやるような親バカなパパでもありました。うーっ、うらやましい。

当時、この『パパは何でも知っている』をマネた「ママちょっと来て」という名の番組が、たしか千秋実と音羽信子の夫婦役であったと思うだけど、子供のキモサベの眼にも、何とも浮いた雰囲気のドラマで、少し寒かったのを覚えている。

キモサベはどちらかと言うと『パパ大好き』の方が好きでしたねー。ロバート・ヤングのパパはやさしくて、物わかりがよくて理想的なパパなんだけど、ゆったりとしたアルパカのカーディガンを羽織ってパイプに火をつけながら、悪かったゴルフのスコアの言い訳を父親にするフレッド・マクマレーの方が、コミカルな中にもアメリカ人の父親の持つ特有の深さと甘さが漂っていて良かったですねー、フレッドパパの方が。

ほとんどの日本のホームドラマが、丸いお膳で一家が食事をしている時に、TVの中のアメリカの家庭では、大きなビンのマヨネーズにケチャップにマーマレード、そしてダグウッド・サンドイッチ。子供心に、何とか我が家にアメリカを、ということでペプシにセブンアップ、そしてウィルキンソンのジンジャエールと、小遣いで買えるアメリカを、背より低い冷蔵庫に入れながら、小学生のキモサベのアメリカへの憧れは、番組を見るたびに深まっていくのでした。