Vol.20 お騒がせ女王のブリトニーが仕事本格再開！　その場に選んだドラマとは……!?

ここ数年“スキャンダル女王”の名を欲しいままにしているブリトニー・スピアーズが、またまた世間をお騒がせ中である。

まずは２の中旬、生後４ヶ月の赤ちゃんをひざに乗せたまま運転している姿がパパラッチに激写され、物議をかもした（というか、警察沙汰になった）。というのも、カリフォルニアでは赤ちゃんはチャイルドシートに乗せる義務があり、ブリトニーの行為は違法になるから。本人は写真が撮られた翌日に、事務所を通じて「パパラッチが強引に子供の写真を撮ろうとしてきたため、あわてて子供を抱えてその場から逃げた。それ以外に手段がなかった」との声明を発表。

ところがこのとき、ブリトニーのボディーガードは同伴していたにも関わらずノンキに助手席に座っており、「子供を守るため逃げた」説は、いまいち説得力に欠くかたちに。テレビでも「もしも子供を抱えて運転し事故にあったら、どのような惨事になりえたか？」という実験を行ってけっこう凄惨な映像を流したりするなど、ブリトニーに対して批判的な姿勢をとっていた。

出産を挟んだ長期休養のためスキャンダル以外の芸能活動を長らく行っていなかった彼女だが、最近は何かと逆風にさらされがち。それだけに、彼女が果たしてどのようなかたちで本格的に復帰するかということは、多くの人々にとって大きな関心事項だったのだ。

【あの人気ドラマにブリトニーがゲスト出演！】
その答が、ついに近頃明らかになった！　彼女が、出産後の本格的再始動の場として選んだ仕事……それが、今季限りでの放送終了が決まっている『ふたりは友達!?　ウィル＆グレイス』だったのだ。

ブリトニーの役どころは、TVショーのホスト。こちら（アメリカ）の芸能番組でチラッと公開された“ブリトニーのゲスト出演スクープ映像”によると、彼女は真っ赤でタイトなショートのワンピースを着込み、林家パー子なみのハイテンション＆ハイトーンで役を演じた模様。もちろんブリトニーの出演は、この日の収録に立ち会った観衆にとってとてつもないサプライズだったようで、彼女が登場した際は、あまりの観客の熱狂っぷりに収録が一時中断されるほどだったそうな。なお、彼女が出演する回は、３月30日に放送される。

【大物俳優の意外な一面にみんな感激!?　ゲスト出演は、コメディドラマの醍醐味！】
アメリカのドラマ、特にコメディにおいては、ゲスト出演者は視聴者にとって大きな楽しみのひとつ。『ウィル＆グレイス』では、過去にマドンナやマット・デーモンらのビッグネームも出演し、普段とは違った一面を見せて大いに観客を楽しませてみせた。また、エミー賞には「最優秀ゲスト俳優／女優」の部門もあり、ゲスト出演そのものの価値が非常に高く認知されている。ちなみに、昨年のエミー賞のゲスト・アクター受賞者は、『ウィル＆グレイス』に出演したボビー・カナヴェイル（『アリー・ｍｙラブ』のウィルソン・ジェイド役など）だった。

『フレンズ』も、多くの大物ゲストが登場することで有名なドラマのひとつ。特にシーズン８では、当時ジェニファー・アニストンの夫であったブラッド・ピットが出演して大きな話題に。このときもやはり、観客の歓声が数分間鳴り止まず、しばし撮影を中断したとのエピソードが残っている。

最近のコメディドラマにおけるゲスト出演の中で最も興味深かったのが、『ジョーイ』におけるボブ・サゲット。なにしろ彼の役名は、ずばり“ボブ・サゲット”そのものだったのだから！　ボブ・サゲットといえば、『フルハウス』でのホノボノとしたダニー役のイメージが強いけれど、このゲスト出演ではややダーティな役どころ。「ボブはこんな人じゃないのに！」と思った『フルハウス』ファンも多いかもしれないが、つい最近彼がトークショーに出演した際には、禁止用語連発のダーティトークを披露し、番組のホストから「このトークの後じゃ、もう以前と同じ気持ちで『フルハウス』を見られないな」などと突っ込みを入れられていたほど。実はゲスト出演した際の“ボブ・サゲット”の方が、実際の彼に近いのかもしれない。

かくのごとく、俳優たちの隠れた側面や真の姿を披露してくれる確率が高い、ゲスト出演。話は戻って、かつての“清純派アイドル”から近頃の“スキャンダル女王”へと変容をとげたブリトニー・スピアーズが、今回のゲスト出演で見せるのは果たしてどのような顔なのか？　３月30日のオンエアが今から非常に楽しみである。