Vol. 10 セレブな生い立ち？チャンドラー役のマシュー・ペリー

今回から『フレンズ』の男性軍をご紹介します。トップバッターは、プレイボーイとして名高いチャンドラー役のマシュー・ペリーです。

父も『フレンズ』にゲスト出演していた
ハリウッド1のプレイボーイと呼ばれているマシュー・ラングフォード・ペリーは、1969年8月19日にマサチューセッツ州のウィリアムズタウンに生まれ、生後間もなくカナダ東部オンタリオ州のオタワに移り住んでいます。

ちなみに、マシューの出生地であるマサチューセッツ州のウィリアムズタウンは、 "バークシャー地方"と呼ばれ、ニューヨークなど大都会に住むアメリカ人にとって避暑地として名高い地域です。ニューヨークから車で3時間半ほどと、日本でいう軽井沢のような街と考えてよいでしょう。

同じくマサチューセッツ州のウィリアムズタウン出身である、マシューの父親ジョン・ベネット・ペリーも俳優で『ザ・ウエスト・ウィング』『7th Heaven』など数多くの人気TVドラマにゲスト出演しています。なんと！『フレンズ』の第４シーズン『レイチェルのセクシー・ドレス』で、レイチェルが夢中になっていたジョシュアの父親役であるミスター・バーゲンも演じているのです。優しくてニヒルな感じがする笑顔は、親子そっくりなので気がついた方もいるのではないでしょうか。

また、昨年二人は米NBC局の『Scrubs』という大人気コメディで共演しています。マシューは、腎臓移植を必要としている父親に自分の腎臓を提供する、患者の息子役を演じ、病気の父親役は、マシューの実の父親であるジョン・ベネット・ペリーが演じたという豪華エピソードでした。

才色美女の母親
マシューの母親スザンヌ・モリソンは、モデルをしていた程の美しい女性。しかも美しいだけでなく、16年もの間カナダの首相を務めた故ピエール・トルドー元首相・第7～8期の報道秘書官を務めていた才女でもありました。

両親は、マシュー誕生後わずか5ヶ月で離婚してしまい、そのため母親の故郷であるカナダに移ったのでした。生まれつきアメリカとカナダの両方の国籍を持っているため、手続きなども簡単だったのでしょう。マシューが10歳の時、母親はNBC局のニュースキャスターであるキース・モリソンと再婚しました。そして、2人目の異父兄弟が生まれた直後、15歳のマシューは父親と暮らすためアメリカに戻ってくることとなったのです。

幼少時に右手中指の先を詰めてしまったことや、両親の離婚・再婚など、少々複雑な幼年時代を送ったように思えますが、マシューは祖父母に可愛がられ、5人いるハーフ・ブラザー＆ハーフ・シスター達とも仲良く付き合っているとのこと。10年間シングルマザーとして頑張っていた母親の大きな愛に包まれてスクスク育っていたのでしょう。

テニスの腕はプロ級
マシューのプライベート写真は、デートをしているパパラッチ写真を含めてテニス観戦中のものが多いな、と思っている方も少なくないと思いますが、それもそのはず！マシューは、テニスの主要試合を観戦するため世界中を飛び回っているのです。

マシューとテニスの出会いは4歳の頃。祖父が教えてくれて始めたテニスの腕はみるみるうちに上達し、カナダのジュニア・テニス界でトップにランクインするようになったのです。

父親と住むため、アメリカに帰国した後もテニスは続け、アメリカ国内ジュニア・シングルスで17位に、ダブルスでは3位まで登りつめます。しかし、ある日試合に負けたことに精神的ショックを受けたのと、父の影響で俳優業に興味を持ち始めたこともありテニスを断念してしまいました。

プロのテニス選手生活はドサ周りが多く、非常に辛いもの。俳優で大成功を収め、試合を思う存分見ている今の方が正解だったと思うのは、私だけでないはず・・・。ちなみに、現在でもチャリティー目的のテニス試合には積極的に参加しており、プロ並みの腕前を見せてくれています。

テニスだけでなく、スポーツ観戦が好きなマシューは、世界最強のアイスホッケーリーグ"NHL"は、育った街のチームであるオタワ・セネターズを応援。米プロ・バスケットボール"NBA"は、15歳から住んでいるロスのチーム、LA　レイカーズを応援しているのです。

＜次回もマシュー・ペリーです。俳優としてのマシュー＆体重の増減の理由などなど、お楽しみに！＞