マット・ルブランク Vol.14 『フレンズ』ジョーイ役 マット・ルブランクは貧乏が原因で芸能界入り?| 海外ドラマ&セレブニュース TVグルーヴ
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Vol.14 『フレンズ』ジョーイ役 マット・ルブランクは貧乏が原因で芸能界入り?

2005年10月3日
今回は『フレンズ』のスピンオフ番組である『ジョーイ』も好評で、誰からも愛されるジョーイ・トレビアーニ役を見事に演じているマット・ルブランクをご紹介致します。

プロのバイクレーサーが夢だった
マットは1967年7月25日にマサチューセッツ州のニュートンで生まれました。『フレンズ』キャストの中では小柄に見えますが、なんと身長は179センチもあります。また、ジョーイは由緒正しいイタリア系アメリカ人という設定ですが、マット自身はイタリアの他、フランス、アイリッシュ、オランダ、イギリスの血が混じっており、かなりの混血です。

庭の広いアメリカでは、小さい頃からモーターバイクで遊ぶ男の子が少なくありませんが、マットもその1人で8歳の時にファースト・バイクを手に入れました。すぐにバイクの虜となったマットは、この頃から「将来の夢はプロのバイクレーサー」と周囲に語るようになります。しかし母親はきちんとした定職に就くことを望み1985年にニュートン・ノース高校を卒業後、大工のスキルを学ぶよう強く勧めました。

しかし大工修行中は、 とにかくお金がなく食べ物を買うために家具を売る程貧乏な生活を強いられ、うんざりしたマットは友人の強い進めで、ニューヨークに移り住みモデルとしてのキャリアをスタートさせます。モデルとして大当たりしたマットはテレビコマーシャルなどに引っ張りだことなり、全米に顔が知られるようになりました。数多く出演したコマーシャルの中でも有名なのは、ヘインズ・ケチャップとリーバイス・ジーンズ"Levi’s 501"です。他にもミュージック・ビデオに出演しており、ジョン・ボン・ジョヴィのプロモーション・ビデオにも出演しています。

ルックスだけじゃなく演技も一流
モデルとして大成功を収めたマットは、俳優に転身することを目標にし1988年から演技のトレーニングを受け始めました。そして、翌年の1989年にはTVドラマ『TV 101』(1988-1989)で俳優としてのデビューを飾ったのです。俳優としての道を究めようと心に決めたマットは、ロサンゼルスに移り『Anything to Survive』(1990)や『Vinnie & Bobby』(1992)などのテレビドラマや映画『The Killing Box』(1993)などに出演しますが、売れっ子というには程遠く、モデル前のような貧乏生活を再び送ることになります。

1993年、『フレンズ』のオーデションを受けた時、マットのポケットの中にはたったの11ドル(約1200円)しか入っていませんでした。もちろん、キャストの中で一番貧乏であった彼は、『フレンズ』のキャストとして最初に受けた報酬で真っ先にしたことは、贅沢なディナーを食べることでした。ちなみにジェニファー・アニストンは新車を購入しています。何だか対照的ですよね。

ジョーイの役はマットの当たり役となり、大ブレイクします。映画『ロスト・イン・スペース』(1998)にも出演し、実力派俳優としてハリウッドでも認められるようになりました。

もちろんお金に困ることもなくなりました。趣味として大好きなバイクを楽しみ、なんと自分のバイク・テレビ番組『The 5 Coolest Things』 まで制作。プロのバイクレイサーたちと共にバイクを乗りまわす番組の中でマットはとても生き生きとしていました。

最愛の娘が病気に侵される
貧乏な時代もあったけれど、モデルとしても俳優としても大成功を収めたマット。私生活でも、1998年に婚約を発表したミシー・マックナイトと2003年にゴールインして翌年2004年2月8日に可愛らしい赤ちゃんを儲けています。ミシーは前の夫との間に2人の子供を儲けていますが、マットにとっては最初の子供なるこの赤ん坊は、マリーナと名付けられました。マットは娘を溺愛し、マスコミにも「この上なく幸せだ」とコメントしていました。
しかし、マリーナは11ヶ月になった頃から"てんかん"を起こすようになります。検査の結果、マリーナは非常に珍しい脳障害であると診断されました。運動能力に大きな影響を及ぼすと言われており、現在マットとミシーは最良の治療を提供してくれるリハビリ施設を探している状況です。

『ジョーイ』は絶好調!
大ヒットしたテレビドラマ出身のキャストは、その後ドラマでは成功する確率は少ないと言われています。そのため、『フレンズ』の後釜としてマット主演の『ジョーイ』が放送されることが決定されたとき、このスピンオフは長続きしないだろう、と言う人が多くいました。

しかし、蓋を開けてみれば『ジョーイ』は人気を集め、『フレンズ』には及ばないもののコンスタントに良い視聴率を稼ぐようになったのです。多くの有名・人気俳優がゲスト出演し、常に話題のあるドラマとして注目されています。

ジョーイとは正反対で、頭脳明細で落ち着いた穏やかな性格のマット。今後も彼の活躍から目が離せそうにありません!

<次回は日本でも多くのファンがいる『ER 緊急救命室』です!お楽しみに>