Vol.43 シャナン・ドハーティー　ハリウッドNo.1のバッド・ガール?

「切れやすい」「ハリウッド一のバッド・ガール」と称されるシャナン・ドハーティーですが、実はパパラッチの間では人気の高いセレブなのをご存知でしょうか。高視聴率を稼ぐAリスト女優だからと言ってツンとお高くとまることもなく、常に自然体だからだそう。話しかければ普通に会話もしてくれるのだそうです。

某有名パパラッチは「シャノンはサービス精神旺盛で、変に飾ることもしない」「セレブなのに、どこにでもいるような女性という印象を抱かせてくれるので、攻撃されやすいのではないか」とシャナン叩きを分析していました。

今回もドラマチックな人生を歩み続けるシャナン・ドハーティーの「ビバヒル」時代をご紹介します。

エディに夢中だったシャナン
フィアンセと別れた直後、シャナンは再び世間を驚かせました。ラスベガスのロック・バンド「スローター(Slaughter)」から新曲のプロモーション・ビデオに出演して欲しいと依頼されたのですが、5万ドル(日本円で約530万円)出すなら出演すると答えたのです。当時としては前例のない程の高額報酬を求めたため話題となったのですが、バンド好きだったこともあり、結局半分以下の2万ドル(日本円で約210万円)で引き受けていました。

シングルとなったシャナンは、スローターのPV撮影後に再びパール・ジャムのボーカル、エディ・ヴェダーに猛アタックを仕掛けます。ライブ会場に現れ、バックステージに入り込み、大胆にも「ねぇ、あなた私を誰だか知らないの?シャナン・ドハーティーよ?」と言い放ったのだか。

しかし、エディは今回も「自分のタイプじゃない」とフってしまったのでした。シャノンは、この年のMTVムービー賞のプレゼンターを務めていますが、その際にもエディに「賞に一緒に行こう」と誘っていますが、断られています。フラれていても好きなものは好き、というシャノンのポジティブな姿勢はマスコミには「可愛くない」と捕らえられ笑いのネタにまでされていました。

ジェニー・ガースとの不仲
1992年8月に開催されたテレビ業界最大の式典であるエミー授賞式で、シャナンは共演者であるジェニー・ガースと共にプレゼンターを務める予定でした。しかし、直前のリハーサルでシャナンは突然「ジェニーとはプレゼンできない」と拒否してしまいます。

複数のメディアは「ジェニーがシャナンよりも先に喋ることになっていたことが気に入らなかったらしい」と報じましたが、シャナンは「他のキャストがプレゼンターとして招かれなかったから」と弁明。しかし、ジェニーとシャナンは日常的に撮影現場で衝突していたため、タブロイド誌は面白おかしく二人の不仲を書きたてました。

1992年は豊乳手術も受けたと噂され、シャナンにとって散々な1年だったのですが、12月に入ると「バッド・ガール」イメージを定着させる裁判沙汰にまで発展した事件が起こってしまったのです。

ハリウッドNo.1のバッド・ガール
事件は12月2日、ロサンゼルスのサンセット・ブルバード沿いにあるRoxbubyというクラブで起こりました。シャナンとB級女優ボニータ・マニーが、足を踏んだ、踏んでないというささいなことから言い争いを始め、アルコールが入っていたこともあり殴る、蹴る、ひっかくの大喧嘩に発展。

警察に捕らえられ、裁判まで起こされたのですが、最終的にはあっさりと和解になりました。全てがボニータが吹っかけたことで、売名行為なのだという見方が強いのですが、シャナンが痴話げんかをしている現場は大勢が目撃しており、その箇所だけが大きく取り上げられ、とうとう「ハリウッドNo.1のバッド・ガール」というレッテルが貼られてしまったのです。

シャナンはこの頃受けたインタビューで「ジャーナリストの中には悪い人が大勢いて、事実とは異なることを面白おかしく書きたて、明らかに真実でないことにも裏をとらずに批判ばかりする」「一般の人は、メディアを通してしか知ることができないというのに」と辛い気持ちを語っています。

ドラマの視聴率は最高に
皮肉なことに、シャナンが叩かれる回数が増えると共に「ビバヒル」の視聴率はぐんぐん上がっていきました。

シャナンも1993年に入り有名コスメ「マックス・ファクター」の御曹司ディーン・ファクターと交際をスタートさせ、落ち着いたようにも見えたのですが、3月になりディーンから「シャナンに暴力をふるわれた」と訴えられてしまいます。シャノンは「DVを受けたのは私」と主張。

警察沙汰になり、泥沼になるかと思いきや、なんと二人の愛は燃え上がり同棲をスタートさせることになります。そして4月、シャナンの22歳の誕生日をハワイで祝ったディーンは、なんとプロポーズをし、シャナンもこれを受け入れたのです!

しかし、ロサンゼルスに戻ったシャナンの目には黒いあざが。シャナンは「サーフボードでぶつけた」と弁明したものの、ディーンは「シャナンと喧嘩をした際、彼女がヒートアップして殴る、蹴ると大暴れしたため身の危険を感じ押しのけたら、倒れて目の淵をぶつけてしまった」と告白。婚約したばかりだというのに、二人の関係は険悪なものへと急変化していったのです。

<次回は「ビバヒル」降板「チャームド」出演などについて、です。お楽しみに!>