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Vol.49 公開録画に毎回400人殺到!大人気だった「ザット ’70s ショー」

2008年9月26日
カルト的な人気をよんだ70年代が舞台の青春コメディ「ザット ’70s ショー」には、多くのパロディ・シーンが登場しました。

キャラクターのデイ・ドリーミングや妄想として、「スターウォーズ」や「ロッキー」「グリース」など、当時の若者たちが憧れた映画をパロディにしたものが多く登場したのですが、キャラクターの気持ちをとてもよく表現しており高く評価されています。

記念すべき第100話目「ザット ’70s ミュージカル」もフェズのデイ・ドリーミングでしたが、ファンが「忘れられない名エピソード」にリストアップするほどの人気エピソードとなっているのです。

今回も様々な話題を振りまいたメガヒット・シットコム「ザット ’70s ショー」の裏話をご紹介いたします!

シーズンブレイク中は映画に出演
2000年のシーズンブレイク中、人気上昇中であったメインキャストたちはこぞって映画に出演しました。

アシュトン・カッチャーはコメディ映画「ゾルタン★星人」に、ローラ・プレポンは大学が舞台の青春映画「Slackers」に、ウィルマー・バルデラマは野球映画「サマーリーグ」に、ミラ・カニスはロマンティック・コメディ「恋人にしてはいけない男の愛し方」に、ダニー・マスターソンはホラー映画「ドラキュリア」そして、トーファー・グレイスはアカデミー賞を受賞した名作映画「トラフィック」に出演。最も注目されたのは、ドラマとは異なる「薬物中毒の学生」を熱演したトーファーで、高い評価を得ました。

彼らが映画に挑戦したことは、もちろん「ザット ’70s ショー」シーズン3の視聴率UPにつながり、シーズン3には向かうところ敵なしとなったのです。

400人もの観客の前で撮影
シットコムである「ザット ’70s ショー」は、シーズン中、毎週金曜日に観客の前で撮影を行っていました。人気のあるシットコムの観客席に座るのは大変だと言われており、人気のバロメーターにもなっているのですが、毎週「ザット ’70s ショー」の撮影には若者が殺到。1回につき、なんと400人以上もの観客が集まったそうです。

ほとんどがティーンだったという観客はキャラクターを愛し、撮影では大いに笑い、トーファーいわく「番組に出演して一番よかったと思う瞬間は、観客の前で演技をしているときなんだ」だったそう。

視聴率は落ちることなく、ネットワークはシーズン4が終了した直後、迷わずメインキャスト全員と2005年までの出演契約を結んだのでした。

恋愛にも忙しく
仕事が波に乗っているメインキャストたちは、恋愛も波に乗りまくっており、一番人気だったアシュトンは、2002年秋に映画「ジャスト・マリッジ」で共演したブリタニー・マーフィーと交際を開始。美男美女のパーフェクト・カップルとして話題をよびました。ウィルマも人気アイドルのマンディ・ムーアと交際し、世の男性から羨望の眼差しを集めたものです。

そのウィルマは映画「パーティーモンスター」で共演したマコーレー・カルキンを、ミラと引き合わせ、なんと2人は真剣交際をスタート。映画「ホーム・アローン」で子役として大ブレイクしたものの、10代でアル中になるなど私生活に問題が多いとされていたマコーレーにミラは夢中になり、タブロイド誌をにぎわせたものでした。

トーファー VS アシュトン!?
当初「トーファーの番組」としてスタートした「ザット ’70s ショー」でしたが、シーズンを重ねるごとに「アシュトンの番組」となっていました。アシュトンは、その状況に甘えることなく俳優の次のステップとしてプロデューサーに挑戦。スターにどっきりを仕掛けるMTVの「パンクト」をプロデュースし、ホストも勤め、不動の人気を手に入れたのでした。

「パンクト」でアシュトンは「ザット ’70s ショー」の共演者たちにも次々と「どっきり」を仕掛けています。しかし、ただ一人、トーファーだけは「どっきり」されず、不仲がささやかれるようになりました。

この件について、制作スタッフは仲が悪かったのではなく、「ただ、性格が合わなさ過ぎた」と説明しています。事実、アシュトンはウィルマやダニーと連れ立ち毎晩のようにLAのホットなクラブやレストランに出没し、3人でレストランを共同経営したりしていましたが、トーファーはパーティー嫌いで積極的に人付き合いをするタイプでなかったため、男性陣の中で浮いた存在となっていたのです。

そんなトーファーを精神的にサポートし続けたのはローラでした。2人はドラマがスタートしてすぐに何でも話せる中となり、社交的でないトーファーにとっての心の支えとなったのです。

<次回も、「ザット ’70s ショー」の裏話についてです。お楽しみに!>