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Vol.83 「アメリカン・アイドル」が生んだ大スター アダム・ランバート PART 4 ~アメリカン・アイドルに出場!~

2011年9月4日
8月14日、ハリウッド・パラディアムで、音楽チャンネルVH1主催の「ドゥ・サムシング・アワード(Do Something Awards)」が開催されました。

このアワードは、今年初旬に精神のバランスを崩して芸能活動を中断し、リハビリ施設に入院したデミ・ロヴァートが、ステージにカムバックすることでも注目されていました。

本当に大丈夫なのか、と色々心配されていたデミですが、元気な様子でステージに登場し、新曲「Skyscraper」を披露。

彼女が無事に歌い終えた直後、真っ先に立ち上がり大きな拍手を送ったのがアダム・ランバートでした。すっと立ち上がり拍手する、そのアダムの姿に、多くの人が感動したそうです。アワードの公式Twitterでツイートされるほど「アダムらしい愛に溢れたスタンディング・オベーション」だったのです。

アダムのモットーは「自分らしくあり、そんな自分を誇りに思うこと」ですが、デミはそれが出来ずダウン。イメージが大事なアイドルという立場でありながら、リハビリすることを公表し、見事に克服して戻ってきたデミを、アダムは誰よりも祝福したかったのでしょう。

今回も「アメリカン・アイドル」が生んだ大スター、アダム・ランバートについてお伝えします。


■「アメアイ」シーズン8出場へ

2008年7月、26歳のアダムは「アメリカン・アイドル」シーズン8への出場オーディションを受けるため、サンフランシスコへ旅立ちます。出場するためには厳しい誓約書にサインをしなければならず、生活費を稼いでいた人気ブロードウェイ・ミュージカルツアー「ウィッケッド」も辞めなければならなかったとのこと。誰にとってもそうですが、「アメアイ」に出場することは、それなりのリスクを伴う大きな賭けなのです。

審査員で名音楽プロデューサーのランディ・ジャクソンは、アダムの第一印象を、「ロバート・パティンソンとフレディ・マーキュリーを足して二で割ったみたい」だったと振りかえっています。そして、アダムが最初の短いパフォーマンスを終えたとき、「こんなヤツを待っていたんだよ!一体、今までどこにいたんだ!」と叫びそうになったのだとか。

最初のオーディションを終えたアダムは、「冒険の始まりだってワクワクした」と語っています。しかし一方で、全米が注目する番組に出ることで、悪い誘惑や悪いことを書かれるかもしれないと思ったとか。そこで、自分を守るために、右手首にエジプトの守り神、ホルスの目のタトゥーを入れたそうです。

■大絶賛されたアダムのパフォーマンス

「アメアイ」で週を重ねるごとにファンを増やしていったアダム。激しいロックを力強く歌った次の週には、ソフトな歌を披露し、これには審査員も完全にノックアウト。

ランディは、「とてつもないカリスマ性、パワフルな声、彼が一番だと思った。アダムのような人は誰もいない。オリジナリティに溢れているんだ」とコメント。「そして、何よりもステージを恐れない」と絶賛していました。

一方で、学生時代のアダムに歌を教えていた先生は「アダムがゲイリー・ジュールズの『マッド・ワールド』を歌った時には、号泣してしまったわ。学校で誰にも理解されず、浮いた存在で苦しんでいたアダムのことを、いっぺんに思い出してしまって」とインタビューで告白。アダムは強いメッセージ性のある曲を選び、「アメアイ」を見ているみんなに自分の気持ちを伝えようとしていたのかもしれません。


■カミングアウトしたかったけれど・・・・・・

「アメアイ」で順調に駒を進めていったアダムですが、最終週に差しかかった頃、女装して元カレとキスをしている写真がインターネット上に流出してしまいました。ゲイ疑惑がかけられたアダムは「きっと負ける」と囁かれるようにもなってしまったのです。

アダムは「ゲイなのか?」という質問に否定もしなければ肯定もせず、クールを保っていました。実は、アダムはカミングアウトしたかったそうですが、「したら負ける」と思い直し、やめたそうです。音楽とは関係ないことが原因で負けたら、納得できなくなると思ったからなのでしょう。

<次回は、「アメリカン・アイドル」最終戦、論争を巻き起こしたパフォーマンス、です。お楽しみに!>