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【セレブ・ファッション】Vol.8 肉食系小悪魔!! ペネロペ・クルスのダイエット&愛され術

2011年8月27日
“トム・クルーズの彼女”として世界的に、その名を知らしめ、ついにはスペイン人初のアカデミー女優にまで上り詰めたペネロペ・クルス。

トムとの破局後も、マシュー・マコノヒー、ジョシュ・ハートネット、レニー・クラヴィッツ、マット・デイモンらと名だたる大物スターと浮名を流し、ニコラス・ケイジの家庭を崩壊させるなど海千山千の恋愛遍歴を積んできた。

そんな彼女もついに結婚、出産。
ペネロペが最後に選んだ男とは?
仕事と家庭という幸せWゲットの秘訣とは?
また、そんな彼女の悩みにも迫る第二弾。


■小悪魔が最期に選んだ男とは?

ペネロペが「恋愛する相手と結婚相手は別」とばかりに選んだ相手。それは、同じスペイン人の俳優ハビエル・バルデムだった。


Solarpix / PR Photos

ハビエルは、映画デビュー作となる「ハモンハモン」で1992年に共演した相手。ペネロペ同様に、当時はそれほど有名ではなかったが、苦労を重ね、「ノーカントリー」でスペイン人俳優として初めてアカデミー賞助演男優賞を受賞するまでに上り詰めた。

同じスペインの文化の中で育ち、必死の思いでハリウッドで成功した2人。2008年に、ウディ・アレン監督の「それでも恋するバルセロナ」で再び共演したときには、感慨深いものがあっただろう。


Wild1 / PR Photos

同じような経験をしてきて、全てを分かち合える相手になら、ペネロペも計算などせずとも、気負わずに接することができたのかもしれない。


Solarpix / PR Photos

ペネロペが拳を振り上げて「コラッ~」と怒っても、笑って受け止める大らかさが、ハビエルにはあるようだ。スペイン人の気質だろうか?

2人は2007年から交際を始め、2010年7月にバハマの友人宅に親族のみを招いて、結婚式を挙げている。


Solarpix / PR Photos

極秘挙式だったようで、写真などは公開されていないが、友人でもあるジョン・ガリアーノがデザインしたドレスは、さぞ似合っていたことだろう。


■仕事と家庭という幸せWゲットの秘訣とは?

ペネロペが、仕事と家庭を両立させ、幸せをWゲットできた背景には、2人のスペイン人男性の愛があった。

一人は、言わずもがなだが、夫のハビエル。

もう一人は、映画監督のペドロ・アルモドバルだ。


Insidefoto / PR Photos

心に深い傷を持つ女性たちが互いに手を差し伸べあい、息子を失った母親が自分を取り戻すまでを描いた「オール・アバウト・マイ・マザー」でアカデミー賞外国語映画賞を受賞。

そして、昏睡状態の女を愛する男の深層心理を描いた「トーク・トゥ・ハー」でアカデミー脚本賞を受賞するなど、スペインを代表する映画監督だ。

「オール・アバウト・マイ・マザー」で、ペネロペがハリウッドで注目されるきっかけとなった作品でもある。


Insidefoto / PR Photos

ペドロは「ペネロペはとても興味を惹かれるタイプの女優。自分なりの演技テクニックはあっても、技術に走り過ぎず、きわめて直観的。強い女性を演じていても、彼女自身は脆さも持っている」と女優として高く評価。

ペネロペが、初めてアカデミー主演女優賞にノミネートされた「ボルベール〈帰郷〉」でペネロペが演じたライムンダ役について、“自身が監督した全作品の中で、最も気に入っているキャラクター”と断言している。

「ボルベール〈帰郷〉」には、ペドロの映画に対する愛情と、ペネロペに対する情熱を詰め込んだそうだ。


Solarpix / PR Photos

同性愛者のペドロにまで「子供を持ちたいと思える唯一の女性」と最大級の賛辞を贈らせるあたり、ペネロペの実力は尋常ではない。


■全てを手に入れたかに見える女の悩みとは?

夫ハビエルと映画界の鬼才ペドロの両方から、寵愛され、公私ともに絶頂のペネロペ。今年1月には、第一子となるレオエンシナス君を出産し、まさに幸せの全てを手に入れた。

しかし、そんな彼女にも悩みがあるという。


MISSB / PR Photos

それは、出産を経験した女性なら必ずといっていいほど定番の体重増加。

これは今年4月の写真だが、出産後3か月しても、まだお腹周りがもったりとダブついているのがわかる。

以前は「食事制限なんて!私はフライ物や間食が大好きなの。オリーブオイルと塩を付けてパンを食べる生活も良いけれど、そんな食生活を毎日繰り返す事は出来ないわ!」と語っていたペネロペも、有名栄養士をつけ、さすがに本気モードで産後ダイエットを開始。


MISSB / PR Photos

横から見ても、まったく凹んでいないお腹や、ブラの上にプックリ乗っかっている脇肉の救世主となったのが、有名栄養士のジャッキー・ケラーだった。

ジャッキーは「ボディー・アフター・ベイビー」の著者で、アンジェリーナ・ジョリーやジェシカ・アルバの産後ダイエットにも尽力した人物。

まず、ペネロペにはファーストフードを禁止し、普段よりは多少食事の量を減らしたり、油分や塩分の強い食事は避けたりするようアドバイス。

乳製品やアルコールを控えながらも、無理のないダイエットプログラムを組んで、ウォーキングとスイミングを推奨した。


Landmark / PR Photos

その甲斐あって、驚異の14キロ減に成功。二重あごになりつつあったフェイスラインはスッキリとし、ウエストはくびれを取り戻しつつある。

何より白いドレスでも、全然膨張して見えないほど痩せてたのだ。


Landmark / PR Photos

お腹に贅肉がついていたときは、心なしか自信もなさそうに見えたが、痩せて自信が戻ってきたのか、この表情。

子供を産んだことで、顔つきにも芯の強さが加わり、より輝いている。


■ペネロペ流の着やせテク

もともとハリウッド女優にしては、背が低く、むっちり体型のペネロペは、その欠点を補う術に長けていた。

レッドカーペットでも、身長が低い分、短めな足を露出することは避け、ロングドレスを好んでいる。


Andrew Evans / PR Photos

劇中の衣装以外で、膝から下を露出することは、極めて稀で、その分、肉感的な上半身を見せることで、視線を上にもっていくよう工夫している。

また、スカート部分はマーメードラインを選ぶことで、女性らしい丸みを強調。

マーメードラインには、身長の低さをカバーするだけでなく、お腹周りに視線を集めにくくする効果がある。


Landmark / PR Photos

ほかにも、実際のウエストラインより高めの位置に、細めのウエストマークを入れることで、下半身の長さを演出。

袖のある服の場合は、スリットから少し脚をみせるなど全体的に重くならないバランスが考えられている。


Pixplanete / PR Photos

もっとタイトなドレスの場合は、同系色の濃淡でハイウエストを強調。コルセットタイプの下着で、しっかりとウエストのくびれを見せて、露出が少ないながらも、上品でセクシーな印象に。

先が尖ったポインテッドトゥのピンヒールは、マストアイテム。一歩間違うと、ただのつまらないお嬢さんスタイルになりがちだが、足元に辛口なアクセントを加えることで、その危険を回避している。


Pixplanete / PR Photos

ドレススタイルでは、後姿にも緊張感が必要だ。背中が大きく開いたバックシャンドレスでは、肩と裾にボリュームを持たせることで、視線をウエスト以外に誘導することができる。



Pixplanete / PR Photos

ペネロペの着やせテクにしても、幸せのつかみかたにしても、共通するのは“自分をよく知ること”。

自分の体にしても、性格にしても、短所がわかれば補うことが、長所がわかれば引き延ばすことができ、必要なこともわかってくる。

結婚相手も仕事もナイスバディーも、手に入れる近道は“自分をよく知ること”に尽きるのかもしれない。

答えはすごく身近にあったともいえるが、自分のことを客観的にも主観的にも知ることが、実は一番むずかしい。

むずかしくはあるが、自分をよく理解し、ペネロペのように自然体で輝くことができれば、向かうところ敵なしだろう。

(竹村 由紀子)