ディズニー、「１０１匹わんちゃん」の悪女クルエラ・ド・ヴィルが主人公の映画制作へ

ディズニーの人気アニメ映画「101匹わんちゃん」に登場する犬の毛皮好きなファッションデザイナー、クルエラ・ド・ヴィルが主人公の実写版映画が制作されることが明らかになった。

クルエラ・ド・ヴィルは、1956年に発表されたドディー・スミスの小説「ダルメシアン 100と1ぴきの犬の物語」に出てくる、犬の毛皮でコートを作ろうと企む恐ろしいファッションデザイナー。1961年に、この小説を元に制作した映画「101匹わんちゃん」で、ディズニー映画の悪役として知られるようになった。同作は実写映画化されており、1996年に公開された「101」と、その続編で2000年に公開された「102」では、名女優のグレン・クローズがクルエラ役を演じた。

米Hollywood Reporterによると、クルエラ主演の実写映画は、「スカイ・ハイ」(2005)「ベッドタイム・ストーリー」(2008)を手がけたアンドリュー・ガンがプロデュースするとのこと。脚本は、「プラダを着た悪魔」(2006)「幸せへのキセキ」(2011)を手がけたアライン・ブロッシュ・マッケンナが執筆。アラインは、プロデューサーも務める。また、映画「101」「102」でクルエラ役を演じたグレンは、今回、製作総指揮者として制作に参加するとのことだ。

ディズニーは、名作「眠れる森の美女」に登場する、オーロラ姫に呪いをかける魔女、マレフィセントを主人公にした実写3D映画を、アンジェリーナ・ジョリー主演で制作したばかり。他にも、「不思議の国のアリス」の実写版を制作しているほか、2014年には実写映画「シンデレラ」を公開する予定となっており、ちょっとした実写映画制作ブームとなっている。