「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」主任警部役のダン・フロレクが降板

人気海外ドラマ「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」でドナルド・グレイゲン主任警部を演じているダン・フロレクが、同ドラマを降板したことを明らかにした。

「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」は、長寿シリーズとして高い人気を誇ったドラマ「LAW & ORDER」(1990–2010)のスピンオフとして、性犯罪を専門に担当するニューヨーク市警察性犯罪特捜班の活躍を描いたクライム・ドラマ。

ダンは1990年から93年まで「LAW & ORDER」に出演し、1999年に「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」がスタートしたときから、「LAW & ORDER」と同じキャラクターでレギュラー出演している。ダンが演じるのは、NY市警性犯罪特捜班チームの指揮をとるグレイゲン主任警部。アルコール依存症だった過去を持ち、大きなトラブルに巻き込まれたこともある"部下思いの理想の上司"を熱演してきた。

ダンは12月9日、Twitterで、現在放送されているシーズン15で、「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」を降板したことを発表。「金曜日が、グレイゲン/フロレクにとって最後の日となった。とてもスイートな見送りを受けたよ!でも、これからもシンジケーションの世界で永遠に生き続けるからね!」とツイートし、今後は色々なチャンネルで再放送されるエピソードで会おうと呼びかけた。

番組のショーランナー、ウォーレン・レイトも、「401話目の出演を終えたキャプテンに敬礼しよう・・@ドナルド・グレイゲンにリスペクトを込めて」とお別れツイートをし、性犯罪特捜班の撮影セットで、クルー一同がドナルドにプレゼントを渡している写真を掲載。ドナルドの最後のシーンも掲載し、「素晴らしい仕事ぶりだった」ともつぶやいた。

NBCからの公式な発表はないが、ドナルドが番組を去るエピソードは、来年1月にアメリカで放送されるものと見られている。

今シーズンの「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」では、リチャード・ベルザー演じるジョン・マンチ刑事も退職しており、ドナルド演じるグレイゲン主任警部が、マリスカ・ハージティ演じるオリビア・ベンソン刑事に向かって、自分も定年退職間近だと言っていたことから、近いうちに番組を去るのではないかと噂されていた。