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キャサリン・グレアムの生涯がドラマ化へ

2008年11月18日
リチャード・ニクソン大統領を辞任に追い込んだウォーターゲート事件を報じたワシントン・ポスト紙の経営者キャサリン・グレアムの生涯が、ドラマ化される企画が進んでいることが明らかになった。

米Hollywood Reporterが報じた内容によると、米HBOチャンネルで2001年に他界したキャサリンの生涯をドラマ化する企画が着々と進んでいる。タイトルは未定だが、映画「アンカーウーマン」などを手がけたジョーン・ディディオンが脚本を執筆し、キャサリンの新聞社での支配力などを中心に描いていくという。

HBOは、TV映画「哀しみのアイリス」、人気コメディ「そりゃないぜ!?フレイジャー」、ミニシリーズ「John Adams」でエミー賞を3回受賞しているローラ・リニーにキャサリン役をオファーする考えを示しており、映画「シカゴ」のプロデューサー、ジュリー・ゴールドステインが製作総指揮を、映画「クレイマー、クレイマー」などでアカデミー賞を受賞したロバート・ベントンが監督を務めることが内定しているとのことだ。

夫の自殺後、大手新聞社ワシントン・ポストの頂点まで上り詰めたキャサリンは、ウォーターゲート事件の記事で一躍有名となり、米メディア界で最も影響力のある人物として注目されるようになった。1998年に発行された自伝書「キャサリン・グラハム わが人生」でピューリッツァー賞を受賞している。
 
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