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第53回 エミー賞ついに開催される (The 53rd Primetime Emmy Awards)

2001年11月5日
エミー賞授賞式(The 53rd Primetime Emmy Awards)が、11月4日、米カリフォルニア州ロサンゼルスで行われた。米テレビ界における年間で最大のイベントは、今年で53回目を迎えるが、開催までの道のりは長かった。

当初9月16日に予定されていた授賞式は、9月11日に起こった米国同時多発テロの影響で、約1ヵ月後の10月7日に延期。10月7日に今度は、米英軍による報復の軍事行動がはじまり、二度目の延期を余儀なくされた。安全上の懸念などから、一時は開催そのものも危ぶまれたが、関係者の熱意と努力により、11月4日に無事、授賞式が行われ、例年より約2ヶ月遅れで各賞が発表されることとなった。



ドラマ部門では、日本でも人気の『ザ・ソプラノズ~哀愁のマフィア』(HBO)とマーティン・シーン主演の政治ドラマ『The West Wing』(NBC)が、それぞれ22個、18個のノミネートを受け、その対決が注目されていた。

結果は、『The West Wing』が作品賞を含む8カテゴリーで受賞。9部門を受賞した去年からの勢いが、まったく衰えてないことを証明した。

対する『ソプラノズ』は作品賞こそ『The West Wing』に譲ったものの、主演男優、主演女優のカテゴリーでダブル受賞。『The West Wing』とほぼ互角といってよい実力の程をしめした。



コメディ部門では、こちらも日本の視聴者になじみのある『Sex and the City』(HBO)が作品賞を受賞。3年連続で同カテゴリーにノミネートされ、初の受賞となった。

コメディ部門主演男優賞は、日本上陸間近といわれる『Will & Grace』のエリック・マコーマックが受賞。コメディ部門助演男優賞は日本でも大人気の『アリー・myラブ』のピーター・マクニコルが初受賞した。

コメディ部門の主演女優賞と助演女優賞は『Everybody Loves Raymond』のパトリシア・ヒートンとドリス・ロバーツがそれぞれ受賞。『フレンズ』、『アリー』、『Malcolm in the Middle』、『Frasier』、『Will & Grace』など強豪番組がひしめく中、それらを抑えての受賞で存在感を見せつけた。




⇒ ドラマ部門、コメディ部門の主要各賞のノミネートと受賞者はこちら

 
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