マライア・キャリー、17年前のアルバムが突然チャート1位に！ いったい何が起きたのか・・？[動画あり]

歌手マライア・キャリーが17年前に発売したアルバムが、突然、iTunesのアルバムランキング1位を獲得。その驚愕の理由とは?Peopleが報じている。

マライア・キャリーは今から17年前の2001年に、“幼いころから歌手を夢見ていた女性が苦労と挫折を味わいながらスターダムに駆け上るさまを描く”という映画「グリッター
きらめきの向こうに(原題:Glitter)」で主演を務めた。しかしこの映画はメディアや批評家から酷評され、興行成績も散々な結果に。さらにマライアが歌ったサウンドトラック「グリッター」もまったく売れず、彼女のキャリア史上、最低の売上を記録したと言われている。

しかし、そのサントラ「グリッター」が、リリースから17年経った今、突然、iTunesのアルバムランキングで首位を獲得したのだ。リル・ウェイン、アリアナ・グランデ、トラヴィス・スコット、ジョン・レジェンド、ドレイク、エミネムといったそうそうたるアーティストたちの新作を抑えての快挙だ。

一体何が起きたのか?それはファンの熱い想いによって実現されたようだ。マライアは出演したトークショーでその真相を語った。

マライアは、11月16日に発売された自身の最新アルバム「コーション」のプロモーションのため、人気トーク番組「ザ・トゥナイト・ショー」に出演。司会のジミー・ファロンが「知ってる?今“グリッター”サウンドトラックがiTunesで今1位なんだよ!」と言うと、マライアは「私の人生をダメにしかけたやつが、今になってね(笑)」と笑顔で返答。その経緯を話した。

ことのはじまりは、マライアのファンがSNS上で「#JusticeForGitter(グリッターに正義を)」というハッシュタグを作ったことだった。このハッシュタグの元々の趣旨は、マライアがコンサートでアルバム「グリッター」からの曲を演奏しないことを不満に思ったファンが、マライアにアルバムからの曲を披露するように求める、というものだったようだ。

しかし、それがいつしか、「グリッター」をiTunesで購入しよう、という意味に解釈され、ファンの間でアルバムを買う動きが広がり、見事に1位獲得につながったという経緯のようだ。

司会者ジミーは「グリッターが(ランキングで)新作のコーションを上回る可能性もあるかな!?」と興奮気味に話すと「17年後にこんなことになるなんて誰も思わなかったものね。これはムーヴメントよ」と、本人もびっくりしている様子を見せた。

その一方で、映画「グリッター」については、やはり未だに苦い思い出が残っているようだ。

映画「グリッター」の公開当時は「すごく大変な時期だったわ。あんまり詳しく話すと空気が変わっちゃうからやめておくわ(笑)」

【動画】“グリッター”について語るマライア