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「glee」ツアーのレビュー記事を書いた評論家がクビに

2011年6月14日
人気ミュージカル海外ドラマ「glee/グリー」のキャストたちは現在アメリカでコンサートツアー「GLEE! LIVE! IN CONCERT!」を開催中。そのコンサートのレビュー記事を書いた評論家が嘘の内容を書いたとして、勤め先から解雇されるという事件が起きた。

解雇されたのは、米新聞会社Chicago Sun-Timesに勤めていた女性ペイジ・ウィザー。彼女が書いた「glee」コンサートのレビュー記事の中で、コンサートで歌われていない曲が紹介されていたこと、実際は見ていないパフォーマンスについての評論がされていたことが明らかとなった。

ペイジは「glee」コンサートの評論を書くために、自身の子供2人と共に、6月3日に行われたコンサートを鑑賞。コンサート途中に息子が椅子から落ち、娘の体調が悪く吐いてしまったため、ペイジはコンサートを最後まで観ずに帰ってしまった。しかし彼女はレビューの中で、途中までしか鑑賞していなかったことを隠し、実際には観ていないパフォーマンスに関する内容を、以前の「glee」コンサートのセットリストの情報を参考に、あたかも観たように書いてしまった。

ペイジの書いた記事はそのままChicago Sun-Timesの日曜新聞Sunday Sun-Timesとウェブ上で掲載された。その後ペイジの書いた記事に誤りがあったことが発覚し、ペイジも誤りを認めた。Chicago Sun-Timesは6月9日にウェブ上でペイジを解雇したことを発表し、「報道の正確性・誠実性は我々が読者に対して約束する重要なものです。今回の出来事についてお詫び申し上げます」とコメントしている。

Chicago Sun-Timesに17年間も務めていたペイジは「とにかく記事を仕上げてしまわなければと、疲れている夜中の1時に間違った判断をしました。しかし、自分が重大な過ちを犯していることは理解していました。業界のルールは分かっていますし、言い訳もしません。自分のしたことを恥ずかしく思っています」とコメントしている。
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