「glee」主要キャスト3人が次シーズンで卒業

人気海外ドラマ「glee/グリー」の主要キャスト3人が、シーズン3を最後に番組を卒業すると報じられ、ファンに大きな衝撃を与えている。

番組クリエイターのライアン・マーフィーは、米Hollywood Reporterのインタビューに答え、「リー・ミッシェル、クリス・コルファー、コーリー・モンテースの3人は、シーズン4には戻ってこない」と明言し、「6年間、彼らを引き留めておくことはできるが、そうしたらリアルじゃないと批判されるだろう。彼らが番組に登場したときは高校2年生だったのだから、3年生が終わったら卒業すべきだと考えた」と語った。

ライアンによれば、来期に放送されるシーズン3の終幕は、彼らの卒業式になるとのこと。残るキャラクターより去るキャラクターのほうが多くなるという。そして、今年9月20日放送予定のシーズン3のプレミア放送で、その詳細が明らかになるだろうと述べた。

「クリスもリーも、僕の考えに賛成してくれたよ。彼らは脚本を信じてくれているし、僕を信じてくれている。彼ら自身、全盛期で番組から引退するほうが良いと感じているんだ。コーリーとはまだこの件について話せていないけど、彼も自分の役が卒業を迎えることは分かっていると思う」

シーズン3から番組は新たな脚本家を迎えたが、ライアンを含むプロデューサーたちは、その前に、すでに3人を卒業させようと決心していたとのこと。脚本チームは、生徒たちの卒業後の進路などをテーマに含むストーリーを書き始めているようだ。

「僕はリーのキャラクターに大きな関心を持っているよ。フィンとの関係よりも、彼女が自分の夢をどうやって叶えていこうとするかについて興味がある。僕にとって最大のテーマだね」と語ったライアン。

ファンにとって、番組の顔ともいうべき主要キャストの“卒業”は極めて残念なこと。だが、高校生活をリアルに描き、視聴者の共感を得るためには、彼らの“卒業”が避けて通れない道であることも確か。番組のクオリティを真剣に考えた制作陣の英断は、どんな結果を生むのか?　いずれにせよ、「glee」はシーズン3でひとつの大きな区切りを迎えることになる。
{{4}}