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【第55回エミー賞】コメディ・シリーズ部門は『Hey!レイモンド』が圧勝

2003年10月1日
アメリカTV界最大のイベント、第55回エミー賞授賞式("The 55th Prime-Time Emmy Awards")が、9月21日、米カリフォルニア州ロサンゼルスで開催された。

コメディ・シリーズ部門の受賞番組・受賞者は以下の通り:

◇作品賞: 『Hey!レイモンド』(CBS)
◇主演男優賞: トニー・シャローブ 『モンク』(USA)
◇主演女優賞: デブラ・メッシング 『ふたりは友達?ウィル&グレイス』 (NBC)
◇助演男優賞:ブラッド・ガレット 『Hey!レイモンド』(CBS)
◇助演女優賞: ドリス・ロバーツ 『Hey!レイモンド』(CBS)
◇ゲスト男優賞: ジーン・ワイルダー 『ふたりは友達?ウィル&グレイス』(NBC)
◇ゲスト女優賞: クリスティーナ・アップルゲイト 『フレンズ』(NBC)
◇監督賞: ロバート・B・ウェイド 『Curb Your Enthusiasm』(HBO)
◇脚本賞: タッカー・コーレー 『Hey!レイモンド』(CBS)

『Hey!レイモンド』が圧倒的勝利

コメディ・シリーズ部門ではCBSの『Hey!レイモンド』("Everygbody Loves Raymond")が他番組を圧倒した。1999年以来、2度目となる作品賞を受賞したほか、助演男優賞をレイモンドの兄ロバート役のブラッド・ギャレットが、昨年に続いて2度目の受賞。助演女優賞を、レイモンドの母マリー役のドリス・ロバーツが3年連続3度目の受賞、通算で4度目のエミー受賞をはたした。(1回目は1982年『St. Elsewhere』の助演女優賞)。さらに、『Hey!レイモンド』は脚本賞も受賞した。

今秋からはじまる第8シーズンが最終シーズンになるといわれている『Hey!レイモンド』。すっかりアメリカのお茶の間の人気番組となり、番組継続を望む声も多いが、今年は、エミー賞授賞式の直前まで、もめにもめ、番組続行も危ぶまれるほどだった。

そのトラブルの中心だったのは助演男優賞を受賞したブラッド・ギャレット。昨年もエミー賞を受賞し、同番組の大人気キャラクターであるにもかかわらず、1話2億円以上という、アメリカTV史上で最高ギャラをとっている主演のレイ・ロマーノに比べて、その10分の1にも満たないといわれる自分のギャラはあまりにも低すぎるということで、強く出演料アップを要求していた。

しかし、8月の下旬にようやくそれが認められ、新シーズンに滑り込みセーフとなった。今回のエミー賞では、ホスト役の1人としても登場したギャレットだが、他のホストや受賞者に何度もそのネタについて、からかわれていた。

「Oh! My God!!!」デブラ・メッシングがうれしい主演女優賞

うれしさのあまり「Oh!My God!」を繰り返していたのが、『ふたりは友達?ウィル&グレイス』(”Wil & Grace”)のグレイス役、デブラ・メッシング。今回、見事主演女優賞を受賞した。

エミー賞の常連となっている同番組の中心キャラクターであり、同カテゴリに4年連続ノミネートされていた彼女だが、受賞は以外にもこれが初めて。『フレンズ』ジェニファー・アニストン『SEX AND THE CITY』サラ・ジェシカ・パーカー『マルコム in the middle』ジェーン・カズマレック『Hey!レイモンド』パトリシア・ヒートンなど、強力なライバルが出揃い、誰がとってもおかしくないカテゴリだっただけに、メッシングのよろこびもひとしおだろう。うれしさいっぱいの受賞スピーチがとても印象的だった。

主演男優のカテゴリも、『フレンズ』(NBC)のマット・ルブランク『ウィル&グレイス』(NBC)のエリック・マコーミック『Hey!レイモンド』(CBS)のレイ・ロマーノなどがノミネートされ激戦だったが、ネットワーク局の人気番組をさしおいて見事栄冠を勝ち取ったのが、ベーシック・ケーブルテレビ局USAの人気推理ドラマ・シリーズ『モンク』トニー・シャローブ。先のゴールデン・グローブ賞に続いて、うれしいエミー初受賞となった。USAとしても初のエミー賞受賞。

ゲスト男優賞・女優賞は、『ふたりは友達?ウィル&グレイス』(NBC)のジーン・ワイルダー、『フレンズ』(NBC)のクリスティーナ・アップルゲイトがそれぞれ受賞。

監督賞はロバート・B・ウェイド(『Curb Your Enthusiasm』(HBO)) 、脚本賞はタッカー・コーレー(『Hey!レイモンド』(CBS))が受賞した。
 
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