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「ローン・レンジャー」予算カットで必死のやりくり

2011年10月20日
1949~58年にTVシリーズもヒットした人気西部劇「ローン・レンジャー」。その4度目となる映画化プロジェクトについて、ついにプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが口を開いた。米Hollywood Reporterが報じた。

大ヒット映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のゴールデン・コンビ、ジェリー・ブラッカイマー製作、ゴア・ヴァービンスキー監督、ジョニー・デップ主演でリメイクされる「ローン・レンジャー」は、米ウォルト・ディズニーによる来年のクリスマス映画として早くから注目を浴びていた話題作。だが、今年8月、莫大な制作費が問題となって制作が中断してしまった。

その後、10月になって、ウォルト・ディズニーは、制作費を当初の2億5000万ドル(約192億円)から2億1500万ドル(約165億円)にカットすることで、製作・公開することを発表。公開日は2013年5月31日となり、ようやく2012年2月6日から制作が再開されることとなった。

そんななか、プロデューサーのジェリーは、予算をやりくりするために、様々な変更を強いられているらしい。

「群衆シーンをまとめて撮影して、エキストラとそのスタッフを雇う期間を短くすることで、1000万ドル(約7億7000万円)を節約するようにするよ。(撮影セットを建設中の)ニューメキシコよりもルイジアナのほうが優遇税制で800万ドル(約6億2000万円)ほど節約できる。ニューメキシコで撮る予定だけれど、ルイジアナでも撮影することになるだろう。カリフォルニア・ロケはあきらめたよ。プロダクション・オフィスを開くことだけでもかなりのお金がかかってしまうからね」

そう語ったジェリーは、脚本の変更についても言及。「コヨーテの襲撃シーンなど、一部のシーンはカットすることになるよ。汽車のシーンはそのままだが、多少縮めることになった。クリエイティブの面で、監督にはいくらか耐えてもらわなければならない。でも、映画の出来を損なうことにはならないよ。いつでも、スタジオが示した金額の中でベストを尽くすのが、僕たちの務めだからね」とコメントした。

しかし、こうした努力にもかかわらず、ウォルト・ディズニーからは、さらに多くのシーンをカットするよう求められているという厳しい状況。そこで、スタッフやキャストたちには、利益が出た時点からギャラの配分を受ける方法に同意してもらったという。

「もっとシーンをカットすることを期待されているようだけど、そんなことしてしまったら、『ホビット』や『トランスフォーマー』といった大作に勝てないからね」とジェリー。

DVDの売上が伸びなくなり、制作費をDVDセールスによって回収するというモデルがくずれてしまった現在。ハリウッドの映画製作の現場は、予算に関してますますシビアになっている。果たして、「ローン・レンジャー」は「パイレーツ・オブ・カリビアン」のようなヒットを飛ばせる作品に仕上げられるのか? 名プロデューサーの手腕が問われているといえるだろう。
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