伝説のラッパー、死亡後に流出したセックスビデオをコレクターが購入

1990年代のヒップホップブームをけん引し、25歳の若さでラッパー同士による東西抗争に巻き込まれて銃殺された2パック。死後5年を経て、セックスビデオが流出する災難に見舞われていたが、そのビデオがついに売却された。

売りに出されたのは、2パックがデビューした1991年に撮影されたセックスビデオで、カクテルを手にした2パックの下半身に女性が顔を埋めている様子がはっきりと映っているという。

5分間の映像には、2パックがソロデビューする前に所属していたデジタル・アンダーグラウンドのメンバー、マネーBも登場し、複数の人間がいるリビングルームで、2パックが女性と性行為に及んでいるのがわかる。

米TMZによると、このビデオを購入したのは個人のコレクター。情報筋によると、ビデオの持ち主は、ポルノ産業の連中はまるで「寄生虫」のようだと感じ、大企業に売るのをやめたそうだ。

実際にいくらで売られたかについては明らかにされていないが、このビデオには100万ドル(約7800万円)の値打ちがあるとも言われていた。

これは、男性のセックスビデオとしては異例の高値だが、これはセックスビデオの価値というより、BGMとしてかかっている2パックの未発表曲につけられた値段。

資産を管理する代理人によると、今後、このビデオが再び売りに出されることはなく、好奇の目に晒されないよう契約を結んだという。

もしかすると熱烈な2パックファンのコレクターが、大枚をはたいて、伝説のラッパーの名誉を守ったのかもしれない。これで天国の2パックも一安心といったところだろうか。