AXNミステリー、終戦７０年特集 特別番組「英国から見た第2次世界大戦～KEEP CALM AND CARRY ON」

AXNミステリーは、終戦70年を迎える8月の毎週土・日曜に「終戦70年特集」を編成。その一環として、特別番組「英国から見た第2次世界大戦～KEEP CALM AND CARRY ON」を放送する。

番組では、イギリス文学を主に研究する上智大学 文学部英文学科教授 小林章夫氏と、フリーアナウンサー渡辺真理氏を迎え、開戦から冷戦までを背景に描いた英国の国民的ドラマ「刑事フォイル」を通じて、激動の第2次世界大戦時の英国を解き明かしていく。

番組は二部構成。前編では開戦から戦中期まで。後編は終戦から冷戦期までを、実際の戦況を紹介しながら「刑事フォイル」の魅力に迫る。ドラマを通して、第2次世界大戦下のイギリスの歴史をたどるとともに、教科書には載っていない当時の人々の暮らしぶりや考え方をさぐっていく。

「刑事フォイル」に対して、小林氏は、「今までないタイプのドラマ。普通、戦争ものというのは、戦場で兵士たちが戦い合う、その場面が中心になり、戦争に行かなかった人たちの生活はあんまり描かれない」「しかし『刑事フォイル』では、第二次世界大戦でドイツの攻撃を受けているイギリスでの日常生活や犯罪の様子が描かれている。まさにそれをうまく混ぜ合わせて、こんな作り方があるんだと私びっくりしました」と、「刑事フォイル」を絶賛。

渡辺氏も、「戦争を私たちが、例えば歴史の中で語るときとか、どうしても概念的になる。でもこのドラマは、まさに戦争の日常といういうのが、戦争は悲惨ですという結論に達するためではなくて、ミステリーであって、戦争の中でも殺人事件があり、盗難がありという中で、もう肌実感として語られていくというのが、ヒリヒリするほどリアルだと思うんです」とその魅力を語っている。



■放送情報:

終戦70年特集 特別番組「英国から見た第2次世界大戦～KEEP CALM AND CARRY ON」

前編:7/27(月)19:30～20:00
後編:7/28(火)19:30～20:00