【速報】「24 -TWENTY FOUR-」終了決定、次は映画化か

米FOXで放送され、日本でも人気の海外ドラマ「24 -TWENTY FOUR」が、現在放送中のシーズン8をもって同局での放送を終了することが正式に発表された。

主演兼エグゼクティブ・プロデューサーのキーファー・サザーランドは、「終了は嬉しくも辛くもあるが、我々はつねに『24』が人気のある内に終わらせたいと思ってきた」「今が脚本家、俳優、制作クルーそしてFOXのみんながしてきた努力の最高点だと感じる」として、制作チームが納得した上での決断であることを明らかにした。

またキーファーは、Varietyの取材に対し、「『24』は、自分のキャリアにとって最高の経験になったし、一緒に作ってきた仲間は生涯の友達になる」と発言。彼にとって8シーズンにわたる、ジャック・バウワーとしての経験が充実したものであったことを告白した。

今後については、「24」が映画化される可能性が高まってきているようだ。キーファー・サザーランドは、「ハワード・ゴードン(エグゼクティブ・プロデューサー)も僕も「24」の映画版を作ることを楽しみにしている」発言し、映画化に前向きな姿勢を示した。

一方、最近浮上していた他局でフォーマットを変えて放送する案について、ハワード・ゴードンはVarietyの取材に対して、「我々は現状の24時間のフォーマットでやり残したことがないか、あらゆる面を検討した結果、このフォーマットでストーリーが完結すべきだという結論に達した」として、他局での放送については、消極的な姿勢を見せた。

「24」は全米で5月24日(月)放送予定の2時間エピソード"Day Eight"がFOXでの最後の放送となる。

「24」は、2001年11月6日に全米で放送スタート。24時間の間に起こった出来事をリアルタイムに追い24話で放送するというセンセーショナルなフォーマットが話題を呼び、世界中で大ヒットとなった。今シーズン終了時までに、全8シーズン、194話が放送されることになる。映画並みの予算を使い、連続性のあるストーリーで構成する手法は、その後「プリズン・ブレイク」「LOST」といったドラマでも使われ、TV界に大きな影響を与えることとなった。

日本でも「24」は海外ドラマとして空前の大ヒット。「1話見始めるとやめられない」という"「24」中毒者"を多数生み出した。DVDレンタル店では「24」をはじめとする海外ドラマが棚の大きな面積を占めるようになり、洋画低迷が続く中、新たな人気エンタメジャンルとして急成長した。また、関根勤、天野ひろゆきなど芸能人にも「24」ファンが多く、「どれだけピンチに陥っても絶対に切り抜ける不死身のジャック・バウワー」は彼らの会話の中のネタとしてもよく登場するようになり、海外ドラマというジャンルを超えた人気の広がりを見せた。

日本では現在「24」シーズン7のDVD・ブルーレイがレンタル・発売中。放送ではFOXが5月24日よりシーズン7を放送スタートする。

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FOX Broadcasting Company: 24

FOX 5月「24 シーズン7」「カリフォルニケーション」他

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