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「Xファクター」サイモン・コーウェル、シェリル・コール降板騒動について語る

2011年8月31日
間もなくアメリカで放送スタートするオーディション番組「Xファクター」のプロデューサー兼審査員のサイモン・コーウェル。彼が、米誌Hollywood Reporter最新号で、審査員を務めるはずだったシェリル・コールの解雇騒動について包み隠さず語った。

Hollywood Reporterのインタビューに答えたサイモンは、「Xファクター」の審査員に就任したシェリル・コールを、1ヶ月もしないうちに降板させたことについて、その内幕を吐露。

「アメリカでは、シェリルはうまくやれないだろうという結論に達したんだ。実際、アメリカでの彼女は別人のようだったしね。イギリスを出た彼女は、まるでダイアナ妃のようだった。僕自身は、アメリカでシェリルの知名度が低いという事実を受け入れていたけれど、シェリルには、その事実がこたえたみたいだ」と明かした。

サイモンは、シェリルが撮影に入ってから2日ほど経ったところで、カメラの前でおどおどした振る舞いをしている彼女のことが心配になり、個人的に電話をかけたとのこと。

「シェリル、もっと積極的にならなくては。ここはアメリカなんだよ。イギリスよりも手ごわいんだよ」

そう、彼女にハッパをかけられずにはいられなかったと、当時の心境を語った。

サイモンは、シェリルを「Xファクター」の審査員から外した後、彼女を同番組のイギリス版の審査員に復帰させようと話し合いを行ったとのこと。彼女の報酬を大幅にアップする約束までしたそうだが、最終オファーにシェリルがうなずくことはなかったという。

結局、シェリルを審査員から外し、ニコール・シャージンガーに入れ替えたことで、世間からは非難されてしまったサイモン。

「番組にとって最良のことをするのが、プロデューサーとしての仕事。自分が決めたことは守り通すよ。もちろん、決定したことを世間に発表するとき、どんな反応が返ってくるかも分かっている。今回は、酷評されるだろうと予想したうえで発表し、その通りになっただけだ」

そう語る彼は、世間から何を言われても「痛くもかゆくもない」と強い姿勢を見せた。

自分の仕事に絶対的な自信を持つサイモンは、「Xファクター」は平均2000万人の視聴者を獲得できるだろうと胸を張り、「他のオーディション番組はスケールが小さくてつまらない」とコメント。相変わらずの毒舌っぷりものぞかせていた。

マライア・キャリーがゲスト審査員に決定するなど、9月21日の放送開始に向けて、話題が盛り上がっている「Xファクター」。日本でも、10月1日開局のBSの新チャンネル「FOX bs238」で放送スタートする予定だ。
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